花研コーヒーブレイク
秋薔薇はいいね!~大田市場内静岡県産バラ展示から~
2026.10.29
こんにちは。花研の一研究員です。
大田市場では昨日の午前中までバラの展示がすごいことになっていました。
静岡県産のバラが一斉に並び、場内もずいぶん華やか・・・だったのです!

今月、いくつかの小売店のECサイトを見ていると、目につくワードが「秋バラ」。春のサクラや梅雨のアジサイ、夏のヒマワリほど日本の生活サイクルに根付いた季節の言葉ではないように思いますが、花好きの間ではすっかり定着してきた感があります。
この「秋バラ」、直感的にはここ10年くらいでよく聞くようになった気がします。では、言葉そのものも新しいのでしょうか・・・。
調べてみると、そうでもないようです。俳句の世界には「秋薔薇」という季語があり、昭和期に活躍した俳人たちにも作品が残っています。ただし、いつ頃からこの言葉が使われ始めたのか、正確な初出はまだつかめませんでした。
いくつかご紹介します。
「秋薔薇や彩を尽くして艶ならず」 松根東洋城
「秋薔薇に袖垂れ去ぬる懺悔僧」 菅裸馬
結構前からあった「秋薔薇」ですが、それを近年再定義してブランド化している。秋バラって、そんな言葉なんじゃないしょうか。
最後に私から
「秋薔薇の濃い縁取りにひっかかり」 すすますすめ
自分で解説するのもナニですが、「秋薔薇」という言葉にひっかかりを持ったことと、そしてバラのとげにもひっかかったことをかけながら詠んだつもりです。
立つ鳥後を濁したかな。
それではみなさま、ごきげんよう。










