花研コーヒーブレイク

花研の一構成員です。

唐突ですがアメリカのフリーダイアルは1-800から始まります。

日本ではフリーダイアルは0120ですね。そして基本的にフリーダイヤルは企業が営業活動をしやすくするために設けるので誰もが覚えやすい番号を選びますよね。日本で消費者が覚えやすいといえば語呂合わせ（例えば1187＝いいはな）だったり、同じ番号並び（3333とか）ですよね。この法則は実は日本ならではのようです。

アメリカでは、日本語のような語呂合わせは一般的ではありません。では企業はどのようにしてフリーダイアルを生活者にインプットするのでしょうか。

実はアメリカのプッシュ電話機には、それぞれの数字に対してアルファベットが3文字から4文字振ってあります。1はナシ、2はABC、3はDEFなどと9まで振ってあり、0は再びナシです。この法則にしたがってアルファベットで好きな単語を構成すると数字となります。ですから文字を覚えてもらえば、結局それが数字をダイアルすることになるということです。

アメリカの有名なインターネット生花店に1-800-FLOWERSという会社があります。上記の法則を知るまでは、この1-800という数字とフラワーズとの関係性がいったいなんなのかさっぱりわかりませんでした。1-800（イチ、ハッピャク）Flowersなのか1800（センハッピャク）Flowersなのかすらわからず、変わった会社名だなくらい位にしか思っていませんでした。

しかし、1-800には深い意味があったのです。上記のような法則性をあてはめると、FLOWERSが3569377というダイアルになるので、1-800-356-9377という電話番号になるのです。なるほど、会社の電話番号を検索すると当たり前ですが356-9377と出てきます。ネットの時代ですから検索した方が早いかもと思いつつ、アメリカにいれば習慣化されている変換なのでネットで調べるまでもなく1-800Flowersでダイアルすればいいだけなのです。

会社名がそのままフリーダイアル番号というのはなんだか合理的すぎて78777473です。

78777473はSURPRISE=サプライズですよ。

【追伸】

AIからの情報によれば、1-800-FLOWERS.COMの2023年度の売上高は9億2050万ドル（前年度比13.1%の減少）。売上高の内訳は、Gourmet Foods & Gift Basketsが5.4億6568万ドル（65.68%）、消費者向けフラワー＆ギフトが2.55億ドル（31.00%）、BloomNetが2723万6000ドル（3.31%）だそうです。

これまた78777473！（＝びっくりしたなあ）生花店かと思いきや、今や花よりも食べ物のギフトのシェアが今や高いとは。

ということで、みなさま、ごきげんよう。4663-293!(＝GOOD-BYE!)