花研コーヒーブレイク
【金曜閑話】大王松のある風景
2024.01.26
こんにちは。みんなの花研ひろばです。
本コラムで園芸のトレンドアイテムの一つとして大王松（ダイオウショウ）をご紹介したことがありました。昨今は7寸から尺鉢で1.2ｍから1.7ｍぐらいの商品が流通していて、なかなかカッコいいのです。
さて、この大王松をひとたび庭に植えるとどうなるか、ということが気になることかもしれません。
それを目黒区と世田谷区の境にまたがる駒沢オリンピック公園至近で見かけました。この大きさを見る限り相応の年月が経過した個体と思われます。
民家？
公園？・
かなり大きいですね。世田谷銘木100選にも選ばれているようで、調べてみるとなんと22.9ｍあるそうです。大王松ってこんなに大きくなるものなのですね。さすが原産地が北アメリカだけあります。40mくらいまでは生長することがあるようです。葉も長く、松の中では最長。まさに大王の名をほしいままにした松といえます。
そういえば、切り枝で大王松をご出荷している生産者の方に大王松の出荷について伺ったことがありました。20ｍといかないまでも、背丈よりもはるかに高い大王松に登って切り出されているそうなので、収穫作業はかなり危険を伴います。それを知れば、市場に並ぶ大王松を見る目も変わってくるというものです。
さてタイトルで【金曜閑話】とかいってみましたけど、このブログ自体が毎日閑話みたいないものですね。あえていうまでもありませんでした。
コーヒーブレイクですから、ぜひまた閑話をのぞきにいらしていただければと思います。
それではみなさま、立春はもうすぐ。寒い日々が続きますが、良い週末をお過ごしくださいませ。
