花研コーヒーブレイク

芸大で展示会

2025.01.14

こんにちは。一研究員です。

「ART共創拠点」って聞いたことありますか。芸術活動の何か拠点になっているのでしょうか。私もわからず東京芸大のアクティビティを実際に見に行ってきました。

社会の問題（孤独、高齢化など）を解決すべく、人々の間につながりを作る文化活動を処方し、その新しい回路の社会実装を試みるもの、それがアート共創拠点プロジェクトだそうす。詳しくはHPを見てくださいね。こちらです。

国のプロジェクトを芸大が受託し、一部の活動は企業ともコラボしているようです。

「試みる」だけあって様々な、それこそ奇抜とも思えるプログラムもあります。今日は芸大でも音楽の方のプログラムでした。セミナールームでマリンバの演奏をやっていまして、福祉施設で作られたクッキーを食べながら、チャイを飲んでみなんでごろごろするようなイベントでした。楽し。

イベント名が「ただそこにいればいい、ミュージック・カフェ」。これまたドンピシャな。しかも第二回。なんてらくちんな感じなんでしょうか。しかも一回目が良かったんで二回目も開催という人気ぶりです。

行ってみると、もうすごいんですよ。騒がしくもなんともないけど人が集まっている。なにか演奏しているけど、何をしていてもいいという感じです。椅子でもソファでもなんらな床でもごろごろOK。演奏会とは一線を画すような感じで、だれか見知らぬ人とお話したりスマホをいじったり。

アートがあるからなんとなく隣の人と会話、つまり社会コミュニケーションを促し、人的つながりを再構成するという処方箋なのでしょうか。音楽イベントに行ったら隣の人と仲良くなって次は一緒にイベントに参加するなんてのもありなノリなのかもしれません。こちらは音楽が主題ではなく、音楽は場を提供するだけで主題がコミュニケーションにあるところが前提として違うところですね。

アート（芸大なのかなあ？）の凄さをまた一つ感じましたよ！