過去最低(*_*;) 家計消費調査【切り花】最新版

2017.03.13

総務省「家計調査」の2016年の1世帯当たりの切り花支出金額をまとめました。

 

9,316円(税込)です。

 

2015年から300円下がったばかりでなく、消費のピークであった2000年以来過去最低の支出金額を記録したことになります。

以下に2000年からの支出金額推移をグラフで示しました。(図1)

<図1: 1世帯当たりの切り花支出金額 2000-2016年>

grafsince2000

 

調査の誤差もあるでしょうから、1年ごとの動きに一喜一憂するものではないというのが弊社の基本的なスタンスです。しかし、2000年以来、大きな傾向として家計消費が下げ止まらないのは確かです。

2014年に家計消費が上がったのは一見良い傾向に見えますが、消費増税のためです。家計消費は税込みで調査されています。従って、東日本大震災があった2011年からほぼ横ばい、もしくは緩やかな下降傾向と捉えていいでしょう。

しかし、一方で明るい兆しも捉えています。

月別に支出金額を見ると、実は2016年2-8月まではずっと前年を上回っていたのです。業界のみなさまがご尽力された結果が前半3分の2までは順調に表れていたといっていいでしょう。

 

ところが9-12月に大きく支出金額を落としたので、合計で前年を下回る結果となりました。

(月別の消費金額推移は「ここほれわんわん」サイトに掲載しています。)

では、この期間に何があったのか。

 

みなさまのご記憶にもまだ新しいでしょう、極短な日照不足による野菜価格の高騰です。

9月には極端な日照量不足で花の生産も大変な苦労がありましたが、野菜も出荷量が減り価格が高騰、消費マインドに大きな影響を与えました。食費が高くなったことで自然に財布の紐が締まり、嗜好品である花にかける金額が下がったことが大きな要因と考えます。また、野菜価格の高騰が各種メディアで大きく取り上げられたことが消費心理に大きく影響したということもあるでしょう。

花売り場が食品売り場と併設されているところは多々あります。野菜が高騰した分、花を買い控えるというのは必然の行動といえます。野菜価格の高騰は12月になっても続き、花の購買も2016年のうちに復活することはありませんでした。

もし、9月の極端な日照不足がなければ、2016年の切り花支出金額はそこまで落ちていなかったかもしれません。とはいえ、天候不順は毎年なにかしら起こるもの。今後も、切り花の消費は外的要因に大きく左右されることが想定されます。

外的な影響を大きくする要素があります。それは、切り花の購買チャネルが変わってきているということです。(良し悪しではありません。調査結果に基づく実態です)

スーパーマーケットの売り場が専門小売を席巻し、単純にいけば下の図2のグラフが示すように、2019年にはスーパーと専門店が同率、それ以降は逆転することが試算されます。

<図2:花き購入チャネル推移(全国消費実態調査1994-2014)をプロットし回帰直線を描いたもの>

purchasingchannels

試算の通りにいくかどうかはさておき、今後もスーパーマーケットでの消費がシェアを伸びていくでしょうから、青果の販売状況の影響を受ける傾向は強くなっていくものと予測されます。

2016年、家計消費切り花支出金額の考察でした。

チューリップ 開花の魅力は?

2017.02.15

先週の大田市場花き部2階、中央通路での展示はチューリップでした。

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小欄でもいくつかの品種をご紹介させていただきましたが、展示が終わり気になったことがありました。

それは、チューリップの魅力をもう少し別の切り口で買参人のみなさまにご紹介する必要があるのではないかということです。

先週のコメント通り、花研ブロガー2号個人の意見としてはチューリップはかなり上位にランクインしている品目の一つですが、買参人さまの中からは、チューリップの魅力がイマイチわからないとか、他の春の花を多く仕入れるようになったという声もちらほら聞かれます。

実際にデータで示してみますと、2014年までの大田花きにおける取引トレンドは次のようになっています。

TULIPS

簡単に申し上げますと、品種別にそれぞれの傾向値はあるものの、チューリップという品目全体では取引単価も数量も2005-2014年の10年でダウントレンドにあるということです(左下に赤いバブルチャートがあることがそれを示しています)。

このデータは2015年2月の弊社の情報提供サービス「ここほれわんわん」から引用したものです(毎月品目別の分析が掲載されています。様々な角度から分析されていますので、ぜひご覧くださいませ→「ここほれわんわん」はこちら

 

チューリップの魅力とは、(例えばですが)今、拙宅に飾ってあるチューリップは、自分がまるでシャクヤクか何か別のゴージャスな花であると勘違いしたかのように艶やかに花弁を展開しています。

この品種名はわかりませんが、通常の八重品種です。

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我が家に到着したときは、花弁は全て天井を向き、幼い少女のような雰囲気を持ったチューリップでした。それが、一気に壇蜜さんか壇れいさんか、はたまた永作博美さんのような大人の色気を発揮しています。

同じ品種の展開前の写真はありませんが、およそ通常の八重品種と変わりません。以下のようなイメージでした。

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あるいは前回のブログの繰り返しになりますが、ミステリアスパーロットという品種は、中央通路にあるときはこのように品行方正に見えますが・・・

(↓中央通路でのお姿)

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写真撮影のために常温に置いておいたらこんな風に魅力を開花させるのです。(撮影のために以前購入したもの)

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パッと見は全く別の花という印象です。これは決して枯れようとしているわけではなく、室温によって開花具合が変わるということです。

上向きに花弁を揃えて立っているだけがチューリップの魅力ではないはず。

上の八重ピンクのチューリップのように、花束に入れたチューリップが華やかに開花したら、生活者の方は喜びとともに驚かれるに違いありません。

 

しかし、中央通路に展示するだけでは、季節柄どうしても気温は10度から高くても15度前後で、花弁が展開する気配すらありません。今日や明日のように気温20℃とお天気予報のお姉さんがおっしゃったとしても、大田市場の建物自体が冷え切ってきますから、急に中央通路の気温が上がることもありません。

つまり、チューリップの本来の魅力を伝えきれずに展示期間は終わってしまうのです。切り前を固めでお送りいただいたものも、圃場で切ったときと変わらぬ姿で展示終了です。

展示の花をご出荷されるみなさま、これではもったいないと思いませんか?

(↓恐らくこれらの品種は展開したら、全く別の表情を見せるはずですが、今回はこの顔のまま展示終了です)

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ここ10年の取引がダウントレンドの今、例えば中央通路に展示することだけを考えても、買参人のみなさまにもう少し注目していただけるよう、チューリップの魅力を伝える今までとは違う何かする必要があるのではないでしょうか。

チューリップを仕入れる機会が少なかったり、ご自宅用に購入したことがなければ、開花後の魅力を経験したことがないかもしれません。

例えば室温によって著しく表情が変わる品種なら、展開した花姿の写真を添えるとか、開花ステージ3段階の表情の写真をお見せするとか、可能であれば動画もいいでしょうし、あるいは同じ品種のうち一部をセリ室に入れて、温かいところでどのような表情を見せるかをご覧いただくということもできるでしょう。大田市場の展示のみならず、様々な機会に表情の変化はお伝えできるといいと思います。

今回、中央通路では好きな品種にシールを貼ってもらうというアンケートを行っていらっしゃいましたが、開花したチューリップでアンケートをしたら、きっと今回とは別の結果を得たことでしょう。

開花前の花姿ばかりでなく、品種によって展開した艶やかな姿を皆様にご覧いただく機会にぜひ期待したいところです。

 

※チューリップは展開すると大胆に表情が変わるものと、あまり展開せず、変化のない品種とがあります。マーケットではそれぞれの用途で使い分けられています。

お知らせ

2016.06.06

花研からお知らせです。

【その1】コラム連載

大分合同新聞夕刊にて、6月1日より弊社のコラム連載が始まりました。

毎週水曜日、夕刊の「アンド・ウーマン」のコーナー内にて。

時事通信社様にご提供させていただいた記事を大分合同新聞社様に取り上げて頂きました。

大分県にお住いのみなさま、是非紙面を開いてみてくださいませ。

ちなみに、そのほか現在連載中なのは以下の通りです。

・福島民報

・東北デーリー

・河北新報

・上毛新聞

それぞれの地域にお住まいの方は是非ご笑覧いただけると幸いです。

 

【その2】ここほれわんわん 新データ掲載

「ここほれわんわん」サイト内に切り花輸出データを新規掲載いたしました。

1990年から2010年から5年ごとの輸出金額推移、及び2013、2014、(最新)2015年の輸出金額を掲載しています。

そのほか、主な輸出先とTPP対日関税交渉結果を掲載しています。

「ここほれわんわん」から「わんわん会員様限定情報」をご参照ください。

 

それでは本日も健やかな1日をお過ごしくださいませ。

家計消費調査<花き>

2016.02.22

総務省から発表される家計消費調査のうち、花関係の消費について2015年の最新版をまとめました。

全国と県庁所在地別の両方において、切り花、園芸用植物、園芸品、園芸用品の4つの消費金額と頻度をまとめています。

 

切り花の消費を見ると、地域によって年間の消費の山がだいぶ異なる点が面白いですね。

例えば、札幌市を見ると3月・9月の彼岸に切り花消費の山は小さく、とりわけ3月はまだ雪深いからか、消費の山はほとんどないと言っていい。夏のお盆が最も大きな商機があることがわかります。最も消費が小さいのは7月。天候も良く、ご自宅にいる時間が短いからでしょうか、わかりませんが。

仙台市の3.11需要はここ3-4年連続で減少しています。他の月では概ね2015年が2014年の消費を上回っています。

都市別に高松市や名古屋市は切り花の消費金額も高い方ですが、那覇市は全国的にもかなり消費金額が低いようです。自然豊かでいつも庭や路上に花が咲いているからでしょうか。しかし、どの月よりも12月にめちゃくちゃ花を買っています。

東京、横浜、川崎などの都市部は非常に顕著な都市型消費の山を見せています。

この都市別の消費動向の違いが何とも面白いです。

是非、花販売の推進に携わる生産地の方や行政の方にはご覧になっていただきたいデータです。

 

・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・

園芸用植物も都市によってかなり動きが違います。

1月から12月までの消費の波を山で示すと、ほぼ一直線でフラットな静岡市、大阪市など。

4-5月の前半に山が1回来てあとは静かという、ヒトコブラクダ状の線を描く札幌市、福岡市、広島市など。

前半と後半と2回山が来るフタコブラクダ型の神戸市や名古屋市、高松市など。

年末にドカンと消費する都市型の消費の東京。この動きも特有で、ほかにこのような線を描く都市はありません。これはギフトなのでしょうか。

 

みなさまもぜひご覧になって、ご自身の地域の消費動向を分析して、今後の販売計画にお役立てくださいませ。

詳細は花情報提供サービス「ここほれわんわん」内で公開しています。 ←クリック!

※ここほれわんわん会員様に公開しています。

TPP合意、そのとき花は・・・?

2015.10.29

TPP大筋合意で、秘密裡に進められていた交渉の結果が発表されました。

この交渉の結果、花きにはどのような影響があるのか、ご興味のある方もいらっしゃるかもしれません。弊社も業界外の方や比較的業界に新しい方にはよく聞かれます。

日本における花きの輸入関税は元来0%。この度のTPPによりすぐに直接的な影響があるとは考えにくいのですが、長期的には何かの形で影響を受ける能性があります。

例えばですが、北米やニュージーランドなどへの花きの輸出は関税が撤廃されました。そのほかの国においても関税率引き下げられましたから、日本から花きは輸出しやすくなります。国を挙げて花きの輸出に注力している昨今、近い将来輸出が増える可能性は大いにあります。

あるいは、今まで日本の関税が0%であるために日本に輸出していたTPP参加国が、北米や豪州などほかの国でも関税が撤廃、軽減されていれば選択肢としてそれらの国への輸出が増えるということもあるかもしれません。日本で花きの輸入金額が最も多いマレーシアはTPPに参加しています。

 

ほかの可能性もいくつか考えられることがあります。

例えば、日本へ野菜等を輸出する際、何らかの理由によりコンテナ1台を十分に埋めるほどの量が集まらなかったとします。すると、コンテナを満載にするために何かほかのものも一緒に輸出しようと品目を検討することになるかもしれません。その時に花きが選ばれ日本に輸入される可能性も考えられます。

また、海外から価格的に競争力のある野菜等が日本国内に流通し始めた際、国内生産者は野菜から花きへ作付転換する可能性も考えられます。

とはいえ、季節指数や個人の嗜好性が高く、少量多日品種が特徴である花は、生産の国内外如何に関わらず、一朝一夕に安定的な出荷まで漕ぎ着けるのは難しいかもしれません。

このように様々な角度から少しずつ長期的目線において影響が考えられます。仕入れ側としては不透明な生産状況を前に、仕入れ販売計画においても出荷品目等のデータ分析がキーとなってくるのではないでしょうか。生産側としても全体の動向がどうなっているのか、ご自身の出荷物の卸値がなぜいつもより高かったのか、安かったのかなど、ご検討いただく上で花き業界の総合データが必要になってくるものと思います。

ということで、そのための花情報提供サービス「ここほれわんわん」がお勧めです。ホントに。

 

 

上記は弊社発表の「昨今の花き業界」(業界基礎データ内に掲載)を元に記述いたしました。

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品目別 取引トレンド

2015.07.28

7月25日(土)、花卉懇談会セミナーで漫才を・・・ではなく、おまけ的トークをさせていただきました。貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。

会場にお越しくださった皆様には45分という限られた時間の中で、90枚近いスライドをご覧いただきました。45分にしては多過ぎですね。1枚1枚ゆっくりご覧いただくことができず、すみませんでした。

しかし、そのスライドの中で皆様がとりわけご興味を持たれたページがあります。

取扱い数量と単価の2軸において、過去10年間の推移を品目別にプロットしたページです。多くの方がデジカメに収めていらっしゃいました。

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品目別に伸びているか否か。単価も数量も伸びている品目もあれば、単価は伸びていても数量が減少している、あるいは数量は増えていても単価が落ち込んでいる、中には単価も数量もダウントレンドで早く手を打つ必要がある品目もあります。

この切り口で市場における過去10年間の取引データを比較したデータもご覧いただきました。2003年から2012年までの10年間のデータと2005年から2014年までのデータ。抽出する期間はたった2年スライドしただけですが、プロットされる位置が変わった品目が数多くあります。

カスミソウ、オンシジウム、アルストロメリア、カーネーション(スタンダード)、スイートピー、オキシペタラム、コギクあたりは、多少なりとも取引結果は良い方向に向かっているようです。

また、チューリップについては2012年までは数量・単価ともにダウントレンドでしたが、少し浮上してきました。下落傾向のゾーンから「脱出」までもう少しです。スプレーカーネーションも「脱出」までもう少し。恐らく両品目とも近いうちに「脱出」するのではないかと思っています。

一方で、ほんの2年の間に大きく移動して、ダウントレンドにはまってしまった様相を見せる品目もあります。

もし生産やマーケティングなどにおいて従事している品目があるとすれば、その品目がどのようなトレンドにあるのか、把握することもひとつヒントになるかもしれません。その品目がどこにプロットされているかによって、販売やPR方法も変えていく必要があります。

 

弊社では、大田花きにおける取引データに基づき、品目別にデータを抽出できますので、ご利用の際はご用命ください。

また品目によっては、月別、並びに品種別トレンドを「ここほれわんわん」に特集記事ととして掲載しています。わんわん会員様は是非ご利用くださいませ。

 

スイートピー on the line

2015.02.16

スイートピー、個人的には好みの花です。

だからこそ気になったのか、最近実需者の方からスイートピーの販売に対して色々とご意見を伺うようになり、少し不安を感じています。(具体的な内容はここでは控えさせていただくとして)

では、スイートピーのここ10年の取引データはどのようになっているでしょうか。(「ここほれわんわん」内花研カレンダーより、以下のバブルチャートを抜粋しました)

 

わんわん会員様にはおなじみのチャートですが、簡単に説明しますと、これは大田花きにおける過去10年間の取引実績を可視化したものです。

縦軸:単価の推移を示します。上に行くほど上昇傾向、下に行くほど下落傾向。

横軸:取引数量の推移を示します。右に行くほど増加傾向、左に行くほど減少傾向。

(赤い大きなバブルが年間実績の傾向を示し、小さいバブルは月別の結果を示しています)

つまり!

すごく簡単に申しますと、右上にプロットしてあれば単価も上昇傾向、数量も増えている、伸び筋の品目であるということです。

逆に、左下にあれば過去10年間で単価も下がり、取引数量も減ってしまい、近いうちに何とかしなければいけないということを示しています。このエリアに入ってきたら、もうライバルは同じ品目の他産地ではありません。むしろ他産地と手を組んで、その品目のプロモーションを手掛けなければいけないステージに来ています。

 

スイートピーはどこにあるか・・・だいぶ危険なゾーンに片足を踏み入れています。左側の上から下に移動していく途中の、まさにON THE LINEにあるのです。

スイートピーも最初は右上にあった花だったと思います。それがだんだん左に移動して、そのまま下に落ち始めてきてしまっている。スイートピーの生産や販売に長く携わっていらっしゃる方でしたら、このようなチャートを見なくても肌で感じていらっしゃることかもしれません。

 

そこで! スイートピー生産者の皆様におかれましては、問題が大きくなる前に一度ヒアリング調査などを実施されることをお勧めします。何か問題が見えてきたら、卸売市場や仲卸各社様と何か新しい取組みを行う必要があるかもしれません。特に問題なく、人気の花という意見が集まれば、それが最も良いことですし、たとえそうであったとしてもヒアリング調査に無駄はないと思います。

国民的知名度が高くても、左下に落ちて長い間販売に苦しんでいる品目はたくさんあります。スイートピーはそうなる前に、何とかしたいのです。ここは早め早めの政策が肝心。まずは、仲卸さんや小売店さんなど皆様の商品をご購入くださるお得意様に率直なご意見を聞いてみてください。

本当に売れなくなってからでは大変。解決するなら今のうちです!

9月17日 東京モノレール開業50周年

2014.09.19

大田市場の最寄り駅といえば、東京モノレールの流通センター駅。

愛車(自動車)を売り、電車通勤に転向してからは、このモノレールが愛車のようなものです。

 

9月17日は、その愛車代わりの東京モノレールの開業記念日。ここまではきちんと花情報提供サイト「ここほれわんわん」内の花研カレンダーに記載してあります。ところが今年の東京モノレール開業記念日は少し特別。開業50周年を迎えたのです。

東京オリンピック開催に向けて浜松町から東京まで路線が伸びると計画されているこの線は、昨晩ニュース番組の「報道ステーション」でも50周年を迎えたことが紹介されていました。

 

そして、ちょうど開業記念日の9月17日に東京モノレール・流通センター駅構内で見つけた50周年記念グッズポスター。

9月17日に発売となったモノレール記念切手です。82円の切手シートや絵ハガキ、切手説明書などがセットとなって1,600円。

うーん、どちらかといえばモノレールファン向きか?切手だけの方が買いやすかったかも・・・とは思いますが、ウォーターフロントと呼ばれる湾岸地区、品川区、大田区、港区の3区限定で販売されるプレミアムグッズです。

 

東京モノレールは利用客の減少でこの7月には新車両を投入したり、ライバル線の登場で利用客を奪われまいと、色々と工夫を凝らしたりしているようですが、利用客の総数は減少の一途のようです。

しかしなぜか、通勤時間帯に乗車することが主であるためか、混雑するモノレールのキャパオーバーを日々実感します。いつ乗っても混んでいるのです。さすがに始発や平日の日中はそうでもありませんが。それから、コミューター以外の利用マナーの悪さには、よく心を砕かれます。

それでも尚、東京タワー、スカイツリー、レインボーブリッジ、大井競馬場のお馬さんたちなど、さまざまな東京名所を車内から楽しむことができるこのラインには、マイカーのように愛着を持っています。

これからも、東京モノレールの価値向上に期待したいものです。

 

 

輸入品目(バラ・カーネーション・キク)の全国本数・金額データを更新いたしました

2014.02.13

 

植物防疫所、及び財務省貿易統計を元にし、輸入品目(バラ・キク・カーネーション)の全国の本数、及び金額データを更新いたしました。

 

2010年から2013年まで月別に掲載しております。

 

ご興味のある方は、花情報提供サイト「ここほれわんわん」からどうぞ。(←クリック)

 

※「ここほれわんわん」サイトは、日々の取引データの統計ばかりでなく、花研カレンダーや会員様に限定した以下のような情報など、花きに関する多彩な情報を掲載しています。

<新企画>花研カレンダー 新年度版決定!

2014.01.27

ここほれわんわんの会員様にいつもご利用いただいております花研カレンダーですが、少しでも新しい情報を差し込めるよう年度ごとに企画を見直しております。

 

このたび新年度(4月から)の新企画が決定いたしました。

 

過去10年間の大田花きの取引データに基づく実績(数量・単価の偏差値)をバブルチャートで掲載いたします。

例えば、バラついては以下のようなバブルチャートが公開されます。

タテ軸が単価(上に行くほど上昇傾向)、ヨコ軸が数量(右に行くほど増加傾向)を示しています。

小さいバブルが月別で、大きいバブルが年間平均のデータを示し、大きさはマーケットサイズを示しています。

 

これを見ると、バラの場合、ここ10年は8月は数量・価格ともに上昇傾向、7月は単価は下がりますが数量は増加傾向、年間でいくと単価は上昇傾向ですが取扱数量は減少傾向にある品目であることがわかります。

 

これを、バラ・シロギク・スプレーマムに加え、季節のアイテム3品目を毎月掲載いたします。(切花のみ)

 

チャート内の4つ区分のうち、その品目がどこにプロットされているかによって、生産者さんやJAの皆様、行政の皆様としても今後どのようにその品目をプロモーションしていくか、変わってくるのではないでしょうか。

 

掲載は2か月前を目途としておりますので、新しい企画を盛り込んだ全体像は2月の上旬には皆様にご覧いただけます。

バブルチャートの見方についても、誰でもわかりやすいように「わんわんおねえさん」のわかりやすい説明付き。

皆様の品目はどこにプロットされているか、要チェックです!

 

どうぞ楽しみにしていらしてください。

 

 

ここほれわんわんに関する詳細はこちら↓

 

 

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