「花研カレンダー」リニューアルして新登場!

2019.03.08

弊社の花き取引情報提供サービス「ここほれわんわん」では、取引情報ばかりでなく、より役立つ情報をご提供できるよう、「花研カレンダー」を毎月掲載しています。

2019年4月号の花研カレンダーは、新年度としてフォーマットを大幅リニューアルして、掲載しています。

カレンダーの構成は3ページ。

 

■1ページめ

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1ページ目の基本フォーマットに大きな変更はありません。

「今日は何の日」、二十四節気、七十二候、新月・満月、「今日の花」、切・鉢別の「売気配指数」「買気配指数」「単価指数」のアップダウン動向、花に関する行事・催事などを掲載しています。

日本中どこを探しても、というか世界中どこを探しても、花きに関してこのような情報がまとめられたカレンダーはないと思いますよ~。手前味噌ですみません^ ^;

 

■2ページめ

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このページは大幅リニューアルです。従来の物日に頼らない、新しい販売機会の発想をご紹介しています。消費者のマインドを汲み取り、潜在ニーズに訴求するユニークなご提案しております。

また、その月に流通しえいる旬の商材も切・鉢ともに、潤沢にご紹介しております。

販売機会の新規創出にお役立ていただけます。

 

■3ページめ

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3ページめも大幅リニューアルです。このページに切花と鉢物それぞれから旬のアイテムを1品目ずつピックアップしています。

2002年度、2007年度、2012年度、2017年度と5年ごとに、その品目の主な流通品種をランキングし、過去15年における動向の変化、及び人気のトレンド推移をご覧いただけます。

このデータをご覧いただけば、大変興味深い変化を捉えていただけるものと存じます。

「ここほれわんわん」はこちらから。

「ここほれわんわん」は、全国の県連・JAさまや行政団体、輸入商社さま、生産者さま、買参人さま、海外の生産者さま、新規就農研修生さま、新規開業に取り掛かられている方など、多くの方にご活用いただいております。

各団体さま・個人さま1回に限り、2週間無料でお試しサービス提供中です!

どうぞこの機会にお試しくださいませ♪

帰りにフラバレ

2019.02.15

昨日2月14日の帰り、モノレールで赤バラ一輪を手に持った女性を発見。

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おっと~!と思い、思わず隠し撮りしてしまいました。(もし写真の女性の方が、万が一このブログをご覧になることがございましたら、申し訳ございません。素敵だなと思って、撮らせていただきました。)

同じ会社か同業者かと思いましたが、天王洲アイル駅で乗車されたように思います。同業者の可能性はありますが、直感的に違うと思いましたが、どうでしょうか。

 

すると、その足で浜松町貿易センタービルのお手洗いに立ち寄りましたら、同じモノレールに乗っていたであろう別の女性がまた同じスリーブに入った赤バラを持っていました。洗面所でちょうど隣り合わせになり、鏡越しに目が合いそうになるほど近くにいらしたので、さすがに写真を撮るわけにもいかず。

どなたかが皆さんにプレゼントしたか、どこかの組織が企画としてフラバレにバラをプレゼントしていたか。

わかりませんが、素敵な光景に思いながら、微笑ましく拝見しておりました。

 

また、帰りに自宅最寄り駅の構内にある生花店様の前を通りましたら、店内は所狭しとお客様で賑わっていて、むしろ身動きが取れない位に混雑していました。時間的に閉店間際だと思うのですが、そんなことは露ほども感じさせない盛況ぶりでした。男性も女性もいらっしゃいましたし、おひとりの方から男女ペア、もしくは女性同士の方もいらっしゃいました。30代-40代の方が多かった印象です。こちらもさすがに写真を撮ることができず。

この方たちの需要はフラバレか、はたまたほかのなにかも含んでいるのか、現在調査中です。

 

・・・ ・・・ ・・・ ・・・

 

★ここほれわんわん会員のみなさまへ★

大田市場花き棟におきまして、東京都による法定電気設備点検実施に伴う停電が発生します。

この影響により、以下の日程で花情報提供サービス「ここほれわんわん」システムが停止となりますので、予めご了承くださいますようお願い申し上げます。

 

システム停止日:平成31年2月16日(土)※休市日

停止時刻:午前7時から16時 ※予定より早く復旧する場合があります。

内容:法定電気設備点検に伴う停電、及び「ここほれわんわん」システムの停止

 

 

それではみなさま、良い週末をお過ごしくださいませ。

講演、研修等請け負います!

2019.01.29

弊社では、業界のみなさまの勉強会、研修会の機会に講師等のご依頼も承っております。

研修会の講師をお探しの際は、お気軽に弊社までご連絡いただけると幸いです。

料金体系等、既定のものがございますのでご安心ください。

 

また、業界向けばかりでなく、一般来場者向けのちょっとしたトークセッションなども請け負っております。何かイベントなどを企画されている場合は、ご相談くださいませ。

animal_music_band_singer・・・歌唱は自粛しますが。

 

 

尚、花業界まるごと早わかり!「フラワービジネス手帳2019」のご利用がまだの方は、こちらからご購入いただけます♪

商品詳細はこちら。

 

生産品目別に統計分析をしたい場合は弊社の「ここほれわんわん」をご利用ください。国産、輸入別のデータも詳細までご覧いただけます。

赤いスイートピーと黄色いスイートピー

2019.01.09

いよいよ最盛期を迎えるスイートピー。

この時期、スイートピーについていろいろ聞かれることもあれば、プチコラムを書かせていただくこともあったり、ラジオなどのメディア等で一般の方向けにお話しさせていただくこともあったりして、某スイートピー博士(←ホンモノ。ここではDr.スイートピーと呼ばせていただきます)のご指導を仰ぎながら、スイートピーについて調べ物をする機会がよくあります。

 

Dr.スイートピーによると、スイートピーが持つ色素は16種に分けられ、それが世界の中でも共通認識なのだそうです。

16種類の色の中に、白、桃色、淡紅色、茶色、紫色、緋色などがあります。緋色、つまり赤の色素も以前から確認されていて、名曲「赤いスイートピー」がリリースされた1982(昭和52)年1月当時には、すでに赤系のスイートピーは存在していました。

確かに今ほど鮮やかな赤ではなかったかもしれません。ちょっとレンガ色だったり、ピンクに近かったり、あるいはくすんでいたりしていたかもしれませんが、実際には1800年ごろに既に存在していたのだそうです。

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意外にも、スイートピー16種の色の中になく、現時点で色素を持っていないのが、黄色なのです。

弊社の花き取引情報提供サービス「ここほれわんわん」を見てみますと、シーズンに300品種近く取引されるすべてのスイートピーの品種の中で、最も取扱本数の多いのは・・・

「スイートピー イエロー」

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食用の染色液を使って、染めているのです。

ムラなく、きれいに染められているため、染めとは分からないくらいの完成度が高いですし、染めとわかっていたとしても、全く気にならないくらい自然です。

 

2番目に多いのが、「ファーストレディ」という淡いピンク。これは納得。

3番目はその年によって、「グレース」という淡い紫色だったり、「ダイアナ」というファーストレディよりは少し濃いピンクだったり。

「ステラ」という淡く黄色っぽい品種も、毎年取引量の上位にランクインしますが、これは厳密には黄色ではなく、クリーム色に分類されます。

 

クリーム色はあるけど黄色はない。

赤いスイートピーはあるけど、黄色いスイートピーはない(染め以外)。

でも生花店では黄色いスイトピーはたくさんあり、赤いスイトピーの方が見る機会が少ない。

 

染めた品種が全品種の中で取引量1位になる品目というのは、他にはなかなかないように思います。

黄色が多いのは、この時期に必要とされるスイートピーの需要に合せた供給の結果なのでしょう。

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5月8日 松の日・・・でした

2018.05.09

5月7日(月)の朝、大田花きの現場で、アタクシの身長より高い(と思しき)、見事な松の木が1本ずつ台車に載せられていました。その時たまたま目にしたのは、4-5台車分くらいだったでしょうか。販売された後の引き取り待ちのように見えました。

 

その景色を見て、アタクシの単純構造の脳は条件反射で、

「あれ、お正月だっけ?」

なんて、思考回路にスイッチが入ってしまったくらいでした・・・(恥)

「いや、まだ半年以上先だった」

とすぐ思い直したものの、錯覚を起こしそうなほどの見事な松。

 

「なぜこんなに立派な松が販売されたのだろう?」

と思いましたが、きっとどこかでイベントがあって特別に引き合いがあったのかな~くらいに自分の中で片付けていました。

 

昨日5月8日(火)の朝も、同じ場所に引き取り待ちと思しき立派な松を見かけました。

そして、同日夕方になって、なぜあれほど立派な松の販売があったのか、理解できました。

 

 

 

5月8日は「松の日」だったのです!

弊社で毎月、「ここほれわんわん」の会員様向けに発行している「花研カレンダー」に、ぬぁんと「松の日」と書いてあるではあーりませんか!?

そのカレンダーには、売気・買気のみならず、六曜、二十四節気、雑節、新月・満月、「今日は何の日」など、生産や販売に活用していただけそうな情報をふんだんに盛り込んでおります。

 

松の日は、1989年に社団法人「日本の松の緑を守る会」によって制定されました。

理由その1:1981年の5月8日、初めて「日本の松の緑を守る会」の全国大会が開催されたから。

理由その2:緑が輝くこの季節、松の木も1年で最も美しい姿を見せるときであることから。

だそうです。

制定の目的は、日本人にとって神の憑代である松をいつまでも大切に保護するため。

 

なるほど。

花き流通にとって植物の旬は最も考慮すべき項目の一つ。

お正月がメインである松でさえも、本来最も美しい時期にもっと流通していいかもしれませんね。

 

・・・で、「花研カレンダー」は誰が作ったかって?

 

もちろん自社製です。

 

原案作成者からチェックする人まで含め、スタッフ全員、花研カレンダーに目を通していますが、スタッフ全員5月8日が松の日であることを認識していなかったという珍事が発生いたしました。

 

 

 

あちゃー(・o+) ・・・

しょぼいな。

まあ、そんなものです。

 

花きの流通に携わる私たちにとって、5月8日松の日はおよそ母の日直前か、全く重なることもあって、スルーしがちかもしれませんが、需要は多かれ少なかれしっかりあるので、チェックしておいてもいいかもしれませんね。

そのような物日は販売チャンスが、他にもあるような気がします。

à la carte

2018.05.03

ナショナルジオグラフィックは、わたしたちにとって非日常的な写真を紹介してくれます。

紙媒体でも拝見することがありますが、日頃はFBなどで「いいね!」を押しておくと自動的に写真を見る機会に恵まれます。

 

ナショジオで、花が開く様子を動画で撮影した見事なサイトを発見いたしましたのでご紹介いたします。

植物が花を開く様子は千差万別。5人の映像作家やカメラマンなどによる5作品が掲載されています。お仕事のコーヒーブレイクにどうぞ!

↓クリック!

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ナショジオと離れて、ほかに見つけたニュースをアラカルトでご紹介したいと思います。

 

★キャッサバに「植物のエボラ」の脅威、食糧危機懸念

世界で6番目に生産量の多い農作物キャッサバは、タピオカの原料だったり、バイオエタノール生産に使われたりと、私たちの生活にとっても無縁ではありませんが、世界的に見たときの生産量の割に、日々の食卓とそう縁の深い食糧とは感じません。。

とはいえアフリカでは最重要食糧のひとつ。ナイジェリアでの生産量が最も多いのですが、デンプン質の生産効率が高いため、アフリカでは主食とされているくらい重要品目の一つです。

ところが、そのキャッサバ農園が「植物のエボラ」と呼ばれる伝染病にかかり、食糧危機に瀕しているとのニュース。

↓クリック!

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飢餓が加速したら大変です。迅速に対策がとられることを祈ります。

 

 

★健康的な生活を送ると植物が生長するフィットネスアプリ

健康づくりのための運動を怠ると、植物が枯れていくという、自分の健康と植物の管理とを結び付けたアプリが登場!

植物を枯らしたくないという思いが運動のモチベーションとなると同時に、不規則な生活を送っていると、先に植物が逝ってしまうわけですから、植物が枯死した姿を見て、将来の自分を見ているような気持ちになると、生活を見直そうと思うかもしれませんね。

これ、買おうかな。

↓クリック!

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↓クリック!(商品オリジナル情報)

2AI

 

 

そして最後にナショジオ記事、再び。

★無人の廃墟を植物がのみこむ不思議な風景

上海の南東約60キロのところに嵊山(じょうさん)という島があるのだそう。

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かつては漁村として2,000人ほどが暮らしていたそうですが、現在は無人の廃墟と化しているのだとか。すると、人にとって代わり、その地を陣取っているのは草木。

まるでその漁村は草木に飲みこまれたかのような様相をナショジオが伝えています。

↓クリック!

GR

 

以上、アラカルト情報でした。

花研は、5月3日(憲法記念日)も4日(みどりの日)も休まず営業しております。

お電話、お問い合わせ、じゃんじゃかどうぞ!ここほれわんわんのご入会お申込み、花研手帳のご注文、講演・執筆のご相談も心よりお待ち申し上げておりますm(_ _)m

年末年始の営業について

2017.12.27

弊社大田花き花の生活研究所は、2017年の営業は12月29日(金)午前まで、年始は1月5日(金)朝8時からとさせていただきます。

 

「ここほれわんわん」や「花研手帳」等、各種サービスに関しては12月29日午前10時までのお申込みで当日に、それ以降は1月5日以降に対応させていただきます。

何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。

 

尚、大田花きは12月29日が止市、1月3日に洋花小市、5日に初市・宝船出航、1月6日が鉢物初市となります。

トルコギキョウの最新分析

2017.08.04

 

弊社の会員制花情報提供サービス「ここほれわんわん」のサイトには、毎月「花研カレンダー」なるコーナーがあり、そこに1か月の花暦カレンダーだけでなく、切花と鉢物の最新分析データを掲載しています。9月の花研カレンダーの特集は、切花トルコギキョウと鉢物はカクタス。

データは大田花きの過去5年の取引データを元にしています。

大田花きは切花が得意分野なので、トルコギキョウの掲載データを一部ご紹介いたします。

 

例えばこちらのバブルチャート。

縦軸が過去5年間の単価傾向値、横軸が数量傾向値を示します。

トルコギキョウは品薄単価高の傾向にあることを示しています。(赤い大きなバブル)

その他の品種別分析は、取扱数量の多い上位20品種を示しています。ボレロホワイト以外は、全て数量も単価も伸びていることがわかります。

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上位20品種がほとんど右上に位置するとは、かなり優秀な品目と言えるでしょう。珍しいくらいです。

売れ筋品種が確実に増えていて、非常にマーケティングが進んだ品目です。数字と理論でアプローチされ、かなり感度の高い生産者さまたちが集まっていらっしゃるのかもしれません。

 

このような価格・数量傾向値分析のほか、品種別の出荷一覧表を掲載しています。

こちらも上位20品種。赤い色が濃い方が出荷量が多いということです。トルコギキョウは周年あるイメージですが、品種によりピークがあることがよくわかります。トルコギキョウ全体では9月が出荷量のピークです。こちらはご参考まで。

torukoAvailability

 

では、何月の取引傾向がいいのか月別に見ていきましょう。

こちらも過去5年間の大田花きの取引結果を基にしたものです。

11-4月は数量、単価ともに伸びています。

一方、5-10月は品薄単価高の傾向です。

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初夏から秋口の数量が減少しており、結果的に単価上昇傾向になっているということです。

ここで関東・東北の産地の供給力が落ちているのかも?という仮説を立てることができます。ここでは個別生産地まで検証しませんが、全体的には単価はプラスに推移していますから、確実に需要はあり、ぜひ作付を検討いただきたいところです・・・といって、全国的に一気に増えるとまた大変なことになりますが。

 

詳細は「ここほれわんわん」をご覧ください。

ここほれわんわんお試しサイトはコチラ(2週間無料)

但し、各団体、またはお一人お試しは1回までです^^

 

尚、生産者さまご自身のご出荷商品に関しても、このような分析ができますので、お気軽にご相談くださいませ。

(実際に全農様や個人の方からなど、ご注文をいただいております。)

 

 

そういえば、「ボタニカル」とか植物流行りの昨今、明日8月5日は「ウツボカズラの夢」というドラマが始まるようです。

嵐の相葉君なんて「ボタニカルスマイル」と言われていましたが、ボタニカルスマイルってどんな?

今週末、ボタニカルスマイルを研究&練習してみようと思います。

 

みなさま良い週末をお過ごしくださいませ。

ガーベラ記念日にちなんで その②

2017.04.07

お待たせいたしました。

水曜日の小欄の予告通り、ガーベラ記念日にちなみ、ガーベラのデータを少しご紹介させていただきたいと思います。

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一覧表は弊社の情報サービスサイト「ここほれわんわん」わんわんからの転記やわんわんのデータを元に作成したものです。

ガーベラは大田花きの品目の中で、その取扱い数は第7位で、取扱い本数は1,600-1,700万本。(2016年4月-2017年3月、品目は大田花きの分類による。「ここほれわんわん」品目別実績より)

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主な品種は、バナナ(73万本、黄)を筆頭に、サンディ(黄)、キムシー(ピンク)と続きます。(2016年度)

(最上段の「ガーベラ」は、色々なガーベラの品種が混ざったもの)

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月別の取引量は以下の通りです。(2016年大田花き)

年度末の3月、及びガーベラの最盛期である4月は出荷量が最も多いことがわかります。

オレンジ色の線は単価を示していますが、数値を表記した右側の軸は消させていただきましたー。

(2016年と書いてありますが、2016年度です↓)「ここほれわんわん」品目別実績より

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ご出荷いただいている県は以下の通りです。(2016年度大田花き)

(「ここほれわんわん」品目別実績・県別データより)

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「花研カレンダー」コーナーに掲載している品目別分析より、ガーベラのバブルチャートとご紹介いたします。

品目別に過去5年間の累積結果を分析しています。右上にあるのが、過去5年の結果で単価・数量ともに伸びている傾向の品種です。ガーベラ全体としては、数量は減少傾向、単価は若干上昇傾向にあります。取引量が多い上位12品種は、いずれも比較的良い場所に位置していると言えます。さすがガーベラの生産者さま、星の数ほどある(とはやや大げさですが)ガーベラの品種のうち、売れている品種を良く分析して選んでいらっしゃいます。(「ここほれわんわん」花研カレンダーより)

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次に月別の販売分析について。(「ここほれわんわん」花研カレンダーより)

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月別でみると、一気に左側にバブルが寄ります。つまり、どの月も出荷数量は減少傾向にあるということです。その中でも、9月、12月、3月、4月は比較的単価は好調であることを示しています。バブルの大きさは出荷量を示していますから、もっとも単価上昇傾向にある9月には、もう少し数量を増やしてもいいかもしれません。(もちろん品種も吟味して)

反対に5月、6月、7月は連続して単価が下落傾向です。4月まではいいのですが、気温が上がり始めるこの時季は敬遠されるのかもしれません。先述の棒グラフでわかるとおり、2016年のデータによると1年間で最も出荷量が少ないのは7月ですから、生産者さまはすでに夏場の下落傾向はご承知の上で、かなり調整されていることがわかります。

しかし、5月は難しいところがあります。4月が最盛期だった分、バブルの大きさが示すように出荷量もまだ多く(急に減らすことなどできませんから)、結果的に単価も最下部に位置してしまっています。品種の再検討が必要でしょうか。中小輪系や染めの青系など涼しそうな品種もいいかもしれません。

 

ガーベラ記念日にちなみ、さらりとガーベラのデータ紹介でございました。

これらのデータは「ここほれわんわん」に公開、もしくは公開されたデータを元に作成しております。さらには、品目・品種ごとに取引単価など表示されておりますので、是非ご活用くださいませ。

ここほれわんわんへはこちらからGO!

 

それではみなさま、良い週末をお過ごしくださいませ。

4月9日(日)22時からBSジャパンもお見逃しなく!(詳細はトップページのNEW&TOPICSをご覧ください)

「ガーベラ記念日」にちなんで その①

2017.04.05

4月18日はガーベラ記念日。

国内で八重のガーベラ品種が誕生した日であること、「よいはな(418)」のごろ合わせから、また折しも4月がガーベラの出荷最盛期であることからこの日がガーベラ記念日となりました。

そんなガーベラ記念日を目前に、大田市場花き棟の中央通路はガーベラが展示されています。

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4月18日ガーベラ記念日に加え、今年のイースターは4月16日と比較的近くに日が巡ってきました。ガーベラ記念日と合わせ、新年度みなさまが「いいスタート」を切れるよう、「イースタート!」にかけてイースターにガーベラを提案しています。

ナイスアイディアですね。

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ガーベラはおそらく担当者でも全てを覚えられないのではないかと思うくらい、溢れるほどの品種があります。

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ここではその一部をご紹介させていただこうと思います。

まずはパスタシリーズで“パスタトスカーナ”。花弁の裏が黄色くてリバーシブル仕様が特長です。カワイイですね。

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“パスタオランダ”。オランダのナショナルカラーであるオレンジが印象的です。

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“パスタロサート”

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ロサートってrosato(ロザート)、ワインのロゼ(イタリア語でロザート)のことかな。そんな感じの色をしていますね。

 

面白いのは、こちら。

“ディアボロ”。悪魔の意味(イタリア語)ですが、まるで天使のような愛らしい表情をしているガーベラではありませんか。天使のような悪魔です(笑)

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こちらは“ロスキルド”という品種。

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ロスキルドってロスチャイルド(Rothschild)のことかなぁ・・・ドイツ語ではロートシルト、フランス語ではロチルド。この品種が日本に来て販売名を決めるときに、ロスキルドと読むことにしたのでしょうね(推測)。

ちなみにロスチャイルドといえば言わずと知れたヨーロッパの貴族の名前。Rothschildはドイツ語で「赤い表札」の意味。

 

“ボレロヤムヤム”・・・ヤムヤム(yum yum=「おいしそう!」の意味)は全くその通り。

直径6cm位でフルダブルの花弁が使いやすそうです。

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こちらも直径6cmくらいの“セス”。

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“ペネロペ”って、あの映画女優のペネロペ・クルスからとったのかなぁ・・・

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“キューピッド”はサーモンピンクがかっていて春色満開。こちらも直径6-7cm程度、フルダブルで使いやすそうです。

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“ブラックパール”。キューピッドもそうですが、フルダブルで直径6-7cmくらいになると、花弁が立体的に展開しますし、大輪すぎず、他の花との調和がとりやすいのでちょっとしたアレンジや花束にも使いやすいですね。(←個人的見解)

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“アンデュカス”は思わず「アランデュカスじゃなくて??」と突っ込みを入れたくなる品種名ですね。

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ガーベラだけど“エーデルワイス”。白つながり。

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個性的な“コットンキャンディ”。

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地名シリーズもいくつか。先述のトスカーナやオランダもそうですが、こちらは“カリフォルニア”。

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“アカプルコ”といえばメキシコの西側の海岸にあるリゾート地。グラデーションがきれいですね。

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宇宙の話にまでなりました、こちらは“ビッグバン”。直線的な筒状花弁が放射状に延びる様子は、ビッグバンのイメージにもつながりますね。

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スパイダー咲きの“ドラゴンナイト”。

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“ブルーアイ”はややアンティークがかった風合い(写真には写りませんが・・・)が魅力です。

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ガーベラはフォルムが平たいので、あまり花径が大きすぎると2,000-3,000円の売れ筋ブーケやアレンジメント用には敬遠してしまいがち。作品・商品のサイズにもよりますが、他の花と合わせるなら花径は6-7cmが個人的には使いやすい印象です。くどいようですがあくまでも個人的な感想です。生花店さんによっても異なるでしょう。面を埋めるのに重宝するので、大輪の方がいいという方もいらっしゃると思います。

明日は「ガーベラ記念日にちなんで その②」として、弊社の会員制情報提供サービス「ここほれわんわん」から引っ張ってきたガーベラのデータに関する情報を公開しちゃいます!

 

最後はピンク色の“バイバイ”でバイバイ。

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