「香りの提案」大田花き花の生活研究所

※本ページの情報は 2006 年時点のものです。花きの香りについては文化的情報としてみなさまにご参照いただきたく、ここに調査結果をご紹介いたしますが、弊社では香りの調査事業は終了いたしました。本内容のお問い合わせにつきましては、対応いたしかねます旨、予めご了承くださいませ。

マグノリア

Category: 花木類

マグノリアについて

マグノリアはモクレン( Magnolia liliflora) 、ハクモクレン(Magnolia heptapeta)、タイサンボク (Magnolia grandiflora) など、属名にMagnoriaを持つ植物の呼び名です。アジア大陸とアメリカ大陸が原産地です。ハクモクレンやモクレンは1月上旬から3月下旬まで市場に流通します。タイサンボクは主に葉を楽しむ枝物として夏から秋にかけて出回ります。開花時期は5月から6月にかけて、大輪の乳白色の花と香りを楽しむことが出来ます。

マグノリアの香りとは

マグノリアの中でもモクレン・ハクレンは、華やかで上品な甘さのある香りが特徴となっています。一方香料業界におけるマグノリアの香りとは、タイサンボクの花から採集されたものを指します。
タイサンボクの花の香りはジャスミンやオレンジフラワー(ネロリ)、レモンの香りをともなうイランイラン調の香りで、天然精油は香水の創作などに使われます。このマグノリアの香りをテーマに創作された「L’INSTANT DE GUERLAIN ランスタン ド ゲラン(ゲラン社)」などは著名な香水として知られているようです。