花研コーヒーブレイク
品目別 取引トレンド
2015.07.28
7月25日(土)、花卉懇談会セミナーで漫才を・・・ではなく、おまけ的トークをさせていただきました。貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。
会場にお越しくださった皆様には45分という限られた時間の中で、90枚近いスライドをご覧いただきました。45分にしては多過ぎですね。1枚1枚ゆっくりご覧いただくことができず、すみませんでした。
しかし、そのスライドの中で皆様がとりわけご興味を持たれたページがあります。
取扱い数量と単価の2軸において、過去10年間の推移を品目別にプロットしたページです。多くの方がデジカメに収めていらっしゃいました。
品目別に伸びているか否か。単価も数量も伸びている品目もあれば、単価は伸びていても数量が減少している、あるいは数量は増えていても単価が落ち込んでいる、中には単価も数量もダウントレンドで早く手を打つ必要がある品目もあります。
この切り口で市場における過去10年間の取引データを比較したデータもご覧いただきました。2003年から2012年までの10年間のデータと2005年から2014年までのデータ。抽出する期間はたった2年スライドしただけですが、プロットされる位置が変わった品目が数多くあります。
カスミソウ、オンシジウム、アルストロメリア、カーネーション(スタンダード)、スイートピー、オキシペタラム、コギクあたりは、多少なりとも取引結果は良い方向に向かっているようです。
また、チューリップについては2012年までは数量・単価ともにダウントレンドでしたが、少し浮上してきました。下落傾向のゾーンから「脱出」までもう少しです。スプレーカーネーションも「脱出」までもう少し。恐らく両品目とも近いうちに「脱出」するのではないかと思っています。
一方で、ほんの2年の間に大きく移動して、ダウントレンドにはまってしまった様相を見せる品目もあります。
もし生産やマーケティングなどにおいて従事している品目があるとすれば、その品目がどのようなトレンドにあるのか、把握することもひとつヒントになるかもしれません。その品目がどこにプロットされているかによって、販売やPR方法も変えていく必要があります。
弊社では、大田花きにおける取引データに基づき、品目別にデータを抽出できますので、ご利用の際はご用命ください。
また品目によっては、月別、並びに品種別トレンドを「ここほれわんわん」に特集記事ととして掲載しています。わんわん会員様は是非ご利用くださいませ。