花研コーヒーブレイク
おにぎりの日はおにぎらず
2015.06.17
明日6月18日は「おにぎりの日」・・・なんだそうです。
1987年11月に石川県の鹿西町(ろくせいまち、現・中能登町)にある杉谷チヤノバタケ遺跡の竪穴式住居から、日本最古の「おにぎりの化石」が発見されたのだとか。そこで「おにぎりの里」として町興しをしようと、鹿西(ろくせい)町のろく(=6)と、毎月18日の「米食の日と」を組み合わせ、6月18日はおにぎりの日と制定。
どのようなイベントで盛り上がっているかは分かりませんが、実は今、巷では「おにぎり」ならぬ「おにぎらず」が流行っているのだとか。
おにぎりのようだけど、握らないから「おにぎらず」。最近になってクックパッドとかでも検索キーワード急上昇なんだそうです。
どのようなものかご存じない方は、ぜひ「おにぎらず」でググっちゃってください。おいしそうなおにぎらずやかわいいキャラクターおにぎらず、作り方もyou tubeにたくさんアップされています。
しかし、実はその作り方を見ていると、「おにぎらず」とか「おにぎり」かどうかというよりも、「おつつみ」か?と突っ込みたくなるくらい、包んで切る!という作り方の法則がみられます。
つまり「おにぎらず」が流行っているのは、もちろんそのお手軽さや工夫の面白さもありますが、発想の転換とネーミングのうまさも大きく影響しているのではないかと思うのです。
うっかり語源も忘れるほど当たり前に定着した言葉を逆手にとって、新しいものとして売り出す。こういう発想は参考にしてみたいですね。