花研コーヒーブレイク
データマイニングとは?
2009.05.17
花研です。
本年4月より、スタッフを2名から4名に増員して、パワーアップ営業しています。
増員した分お客様のお役に立てるよう努力してまいりたいと思いますので、宜しくお願い致します。
さて、花研の主な仕事として「データマイニングを基盤とした研究、マーケティング分析」というものがありますが、「データマイニング」とは一体何でしょうか?
マイニング(mining)という言葉は英語の“mine(鉱山を掘る、採掘する)”からきています。
つまり、「膨大なデータの山の中から、ビジネス上鉱脈とも言うべき、価値ある情報、有益なヒントと探し出す」という意味です。
例えば、CRM(カスタマー・リレーションシップ・マネジメント)を推進する上で、どのような顧客が自社にとって利益をもたらす優良顧客なのかを判別したり、どのような属性の人たちが、どのような傾向の商品、或いはサービスを積極的に買っているかを分析したりというようなことです。
また、どの商品が他の商品と一緒に購入される傾向があるかということを分析することにも利用できます。
更に、電話会社においてはどのようんサービスを利用している顧客が通話料が多いかを分析したり、信販会社などではどのような属性の顧客に返済の焦げ付きが多いかといったパターンを知る場合にも、データマイニングは利用されています。
データマイニングを行う上でのポイントとして、
①膨大なデータ
②これまでに気付かなかった規則性や関連性
③具体的なビジネスへの活用性
が挙げられます。
データマイニングは、型にはめたデータ(例えば月別集計等)ではなく、日々の売上、天気、その他目的に関係すると思われる最小単位でのデータの集合体を多角的に扱うことにより、有効な鉱脈を発見することができるのです。
逆に言えば、対象となるデータが人の頭では判断できない膨大なデータを扱うことがデータマイニングです。
これにより、それまでに見えなかった規則性や関連性の発見が可能となります。
しかし、ビジネスに活用できる規則性でなければ意味がありません。
例えば、電話会社が顧客データをマイニングしてみた結果、「独身男性の加入電話番号の末尾は1であることが多い」とわかったからといって、ビジネスに活かせるでしょうか。
このような規則性、関連性が事実であったとしても、ビジネスに活用できなければ意味がないのです。
皆さんご自身のビジネスにおいて、規則性や関連性を何となく肌で感じてはいるが、見えないものや確信が持てないものがあると思います。このようなデータマイニングをすることによって、視点を変え、業務を見直すことで鉱脈を発見し、収益アップに繋げることができるかもしれません。
私たちは花卉業界のデータの山に眠るその鉱脈の発見をするお手伝いをさせていただきます。
鉱脈の発見は何度も違った角度からデータを整理、分類することが必要不可欠です。
「分かることは分けること」・・・ある数学の先生からの教えです。