花研コーヒーブレイク
クレマチス
2015.04.24
たまには花の話を。旬を迎えるお勧めの花、クレマチス。
日本では、万葉時代に歌に詠まれるほど古くから馴染みのある花です。江戸時代にはドイツ人医師シーボルトやスコットランド出身の植物学者ロバート・フォーチュンらによって、日本や中国から種々のクレマチスが欧州に伝えられました。
実は、今日国内で流通するクレマチスは、明治・大正時代に欧州から逆輸入されたものが元となり、改良された品種が多いのです。
主に、庭の花として鉢のクレマチスが流通していますが、近年は切り花のバラエティがぐっと増え、デザイナーさんたちに人気です。とりわけベル型をしたベルテッセンと呼ばれる小輪のタイプは、この季節もはやなくてはならない人気者です。
テッセンと呼ばれるのは、そのツルが「鉄の線(鉄線)」のように丈夫であることから。
季節の花クレマチスを母の日のアレンジメントや花束に入れて贈るのも、話題性があっていいかもしれませんね。
↓クレマチス‘ルリオコシ’ こちらは日本の自生種。
↓カラフルにバリエーションも揃い、かわいらしさが人気のベルテッセン