花研コーヒーブレイク
“スポーツが大好きだ!”の一言から読む錦織選手の心理
2015.03.23
テニスの錦織選手が、BNPパリバオープン中の3月18日、自身のフェイスブックで久光製薬さんの看板商品エアーサロンパスのイメージキャラクターになったことを伝えています。
「久光製薬エアーサロンパスさんのイメージキャラクターになりました。よろしくおねがいします。スポーツが好きだ、大好きだ!」
というとても短い文章による投稿です。シンプルでわかりやすい表現からは、錦織選手の溢れんばかりの喜びと透き通ったメンタリティが伝わってきます。
ココからは、花研ブロガー2号のアタクシによる全く勝手な解釈ですが、恐らく「スポーツが大好きだ!」という一言は実に奥が深い。
異なる解釈をされる方もいらっしゃるでしょうし、ご本人にもそれほど深い意味もないかもしれません。しかし、アタクシは勝手に次のように理解いたしました。
この投稿を一気に短縮してしまえば、「エアーサロンパスのイメージキャラクターになった。スポーツが大好きだ」とおっしゃっているわけです。
一見、この2文には何の因果関係もないように思いますが、実は大有りです・・・と花研ブロガー2号的には思うのです。
この2文で単にテニスをする悦びではなく、テニスを通じて社会貢献しているという自己実現の悦びを伝えていらっしゃるのではないでしょうか。だからこそスポーツは素晴らしい、大好きだというフレーズが出てきたのではないかと。あらゆる企業の広告塔をされていますが、プロテニスプレイヤーとして社会貢献していることをひときわ強く実感された瞬間だったのではないかと思いました。マズローの欲求5段階説でいえば、ピラミッドの頂点を満たした瞬間。そのような境地は本当に羨ましい限りです。
翻ってみれば、私たちの仕事も目指すところは同様に思います。もちろん錦織選手のようなスケールの大きい仕事はできませんが、自分ができることを以って、自分が身を置くこの業界、或いは会社を通じ、いかに社会に貢献するか。仕事の大小にかかわらず意義を見失ったら仕事は面白くなくなります。社会貢献という仕事の意義を大局で捉え取り組んでいきたいと思います。