OPERATIONAL PERFORMANCE花研コーヒーブレイク

不安定な季節

2015.03.05

ある薬局で見つけたポスターです。3月と9月は自殺対策強化月間になっているのだとか。

 

内閣府のデータによると、1年間で最も自殺が多いのは5月。しかし、調査年、あるいは年代別に分析すると3月が自殺件数が最も多いか、5月に次いで2番目に多いこともあるようで、この月に対策を強化しているようです。

健康問題が理由であることが圧倒的に多いようですが、3月は決算期でもあり経済的な問題に直面し行き詰って・・・というケースもあるのでしょう。最も多いのは40.50.60歳代の働き盛りの男性です。

また、気候の影響も少なくないと思います。明日3月6日は啓蟄を迎えますが、この草木が芽を出し虫が動き出す啓蟄は、なぜか私のイメージでは、寒さで停止していた自然界がもぞもぞと動き出すときで、大変不安定な状態でもあるのではないかと思うのです。イメージ的には、空気の中にチューニング音が入り乱高下するような感じです。何もない人でもなんとなくふわふわ、そわそわとした雰囲気を感じます。三寒四温という言葉にもその不安定さが象徴されているように思います。

この気候に影響された気持ちのふわふわ感とか、少し周波数が狂ったこの環境の中で、自分らしさを保っていくのが大変で、この季節が苦手だという同僚もいます。その件については、以前も小欄で書かせていただいたことがあります。

「春のつぶやき」(2012.04.13)

「春のつぶやき つづき」(2012.04.14)

 

このように不安定な季節に加え、年度末だったりと切り替わりの時でもありますから、さまざまな要素が重なり気持ちが落ち込んでしまうことがあるのかもしれません。

もし気持ちが沈んだら、部屋を片付け、少し花を飾って、窓を開け部屋の空気の入れ替えをしてみてください。花は薬ではありませんが、気持ちを変える一助になることもあります。落ち込んでいるとき、夜間は明るめの蛍光灯を使うといいと聞きます。(明るすぎると寝付きにはよくないようですが。)

いよいよ眠れなくなったら、「風邪ひきました」という感覚で気軽にお医者さんに相談してみるといいようです。

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