OPERATIONAL PERFORMANCE花研コーヒーブレイク

インバウンド消費 2月18日の続き

2015.03.02

 

2月18日の小欄で、弊所のK所長からの提言で、インバウンド消費に向け花も準備が必要なのでは?というお話を書かせていただきました。

その続きです。

こちらはインドネシアのジョグジャカルタの某ホテルでの写真です。ジョグジャカルタとは首都ジャカルタから直線にて500kmほど離れた、ちょうどジャワ島の中心に位置する都市です。インドネシア独立の時には臨時の首都にもなりました。ちなみにジョグジャカルタとは「平和な町」という意味です。京都府と姉妹都市としての提携を結んでいます。

 

そのジョグジャカルタ市内にある某ホテルのエントランスの写真。来訪される多くの中華系のお客様のために、春節を祝う装いとなっていました。その記念に一生懸命写真を撮っているのは春節とは無関係の西欧の方々。面白い光景でしたが、おめでたいことを祝うのに国境はありません。

ホテルの利用者は中華系の方ばかりではなく、国内の方も西欧の方も、そして私たち日本人もいるわけです。更に言えば、ジョグジャカルタ市内は穏健なイスラム教徒が大多数を占めます。

それでも尚、エントランスは春節仕様にして中華系の方、またそのほかのお客様にも喜んでいただいているわけです。

 

 

足元に挿してある花に若干のお疲れが見られますが、庶民派ホテルということでそれはご愛嬌。

 

ついでにこちらはデンパサールのグラライ空港(バリ島)。バリ島は90%がヒンドゥー教。ヒンドゥー教は10月から11月の間が正月にあたるそうです。

しかし、やはり空港の正面には春節関連の装飾が施されていました。しかも国内線の空港にです。

 

世界各地において、中国の方たちが及ぼす経済効果はもはや無視できなくなっているということですね。春節によるインバウンド消費や経済効果も、日本では花きには無関係だと思っていたら乗り遅れてしまうかもしれません。

急成長してきたこのインバウンド消費を今後は是非花き業界でも取り込んでいきたいものです。

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