花研コーヒーブレイク
ヒーローの影響力
2015.01.28
錦織選手、全豪オープンで大活躍ですが、本日準々決勝でスイスのバブリンカ選手に惜しくも負けてしまいました。
しかし、錦織選手は明らかに戦いのステージを上げ、世界の錦織の名を確固としたものにしています。4大大会でいけば次の試合は5月下旬に始まるフレンチオープンです。フレンチオープンといえば、錦織選手の現コーチのマイケル・チャン氏が17歳3カ月という大会最年少で優勝した伝説のトーナメント。チャン氏はプロに転向したばかりだというのに、世界ランキングNo.1のイワン・レンドル選手や決勝戦ではステファン・エドバーグとの死闘を制し、優勝を手にしたのです。
その大会で、昨年錦織選手はまさかの1回戦敗退を喫してしまっていますが、今年はきっと躍進してくれることと信じています。今後の彼の活躍に注目していきたいと思います。
さて、その業界に圧倒的なヒーローが生まれると、その産業は盛り上がるといいます。オリンピックのカーリング競技で日本がメダルを取ったときに、日本でカーリング人口が増えたのと同様にです。相撲でも白鵬が横綱としての記録的な強さを見せたり、遠藤や逸ノ上などのスーパー力士が現れれば、日ごろ相撲を見ていないアタクシでさえも今日の結果はどうなったかと興味を持ちます。だいぶ古い話になりますが、その昔「野球に興味はないが、野茂選手が大リーグに行ってから野茂選手の試合だけは見るようになった」と友人が言っていたことを思い出します。
恐らく今、錦織君効果でテニス界もだいぶ盛り上がっているのではないでしょうか。ユニクロの錦織モデルのウェアも売り切れたと聞きますし(まさに錦織特需!)、テニス関連産業は業績アップの様相かと推察します。
ということで、アタクシもテニスを始めました(^_^;)・・・あは、ターンジューーーンッ!(笑)
ホント、単純ですみません。もう、試合を見ていたらやりたくていてもたってもいられなくなってしまいまして。(さすがに相撲はやりませんが)
ま、何にしても始めるとなりますと、多かれ少なかれ初期投資が必要になります。シューズとウェアはひとまず持っていますが、ラケットは処分してしまったので買わないといけません(ラケットの性能も日進月歩なので、数年前のラケットはあっという間に化石となってしまうのです)。あまり高いものを買うつもりはありませんが、まずここでお金を使いますし、プレーするときにも一定のお金を使います。このように、やりたいと思った人が少しずつお金を落として、その産業が盛り上がって行くのですね。
花の業界にも、花に興味のない人にも名が知れ渡るようなヒーロー/ヒロインがいるといいかもしれません。以前、脳科学者の茂木健一郎氏も「花業界には天才が生まれるといいね」とある対談で指摘されていることがありました。私のような凡人から見た天才は業界に何人かいらっしゃるように思いますが、茂木氏がおっしゃるのは業界内に留まらない圧倒的な、天才的なヒーローという意味なのでしょう。既にヒーロー/ヒロインの名前が思い浮かぶ人もいらっしゃるかもしれませんね。
もしくは、産業が盛り上がると英雄も生まれやすくなるでしょうし、それは相互関係にもあるのかなと。当社もあくまでも縁の下の存在に過ぎませんが、業界の活性化に力を尽くしていきたいと思います。