花研コーヒーブレイク
NEWTON × ヒマワリ!!
2014.09.10
グラフィックサイエンス誌の『ニュートン』の2014年9月号にヒマワリが特集されています。
その表紙には、ヒマワリのヒの字も書かれていないのですが、中を開けば10ページにもわたり、美しくダイナミックな写真とともに紹介されています。
これからの季節、さらに人気が高まる赤系・茶系のヒマワリですが、「赤いヒマワリの起源は、自然の失敗作?」と題し、赤系品種の誕生秘話が紹介されています。しかし、自然界では、赤系よりも黄色の方が花粉を運ぶ昆虫などに見つけられやすいため、赤色が自然界で生き残るには不利なのだといいます。
そのほか、なぜ「クリーム色や赤色、こげ茶色はあっても、なぜ純白や青いヒマワリは存在しないのか」、「2色の花弁“覆輪”はどのような理由で生まれるのか」「八重咲きのしくみ」に加え、最後はヒマワリのようでヒマワリでない近縁種が紹介されています。
花き市場で「姫ヒマワリ」の名で販売されているのは、実はヒマワリではなかった!・・・などなど、大変わかりやすい説明が展開されています。
色や形のバリエーションの謎に対する科学的アプローチが大変面白く、勉強になる記事になっていますので、是非皆様もご覧になってみてください。
現在販売されている最新号より一つか二つ前の号になります。また表紙には「ヒマワリ」とは書いてなく「ベクトル」と大きく書かれている9月号ですので、お間違えのないようお買い求めください♪
ご紹介まででした。