花研コーヒーブレイク
スピリチュアルな緑のカーテン
2014.08.18
花研ブログ非公式顧問の村田シンヤ君からの投稿です。
彼は充実した夏を過ごしているらしく、あちこちにちょいと足を延ばしては、シンヤ目線でそこにある植物を切り取ってレポートしてくれます。
今回はパワースポットで見つけた緑のカーテンについて。
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縁結びのパワースポットとして古くから親しまれている神社である東京の「神田明神」で今年も緑のカーテンが作られていました。
使われていたのは、朝顔、ヒョウタン、ニガウリの3種。神社で実るヒョウタンは本当にスピリチュアルなものを感じます。
今年の夏もいろいろな意味で超激熱な神田明神ですが、神社で涼の効果を得るために作られている緑のカーテンを見ると、なんだか親近感が湧きますね。
◆朝顔
<花言葉>愛情・はかない恋
鮮やかな花をたくさん咲かせることで、近年カーテンとして人気の植物です。早朝が見ごろで昼にはしぼんでしまいます。
夏色を想わせる水色系品種がカーテンにたくさん咲く様は圧巻。プランター植えでは水切れが大変起こりやすく、涼しい時間帯での水やりは必須。
一日中花が楽しめ強健な西洋朝顔もあります。
◆ヒョウタン(センナリヒョウタン)
<花言葉>繁栄・幸福
珍しい白色の花を咲かせるウリ科の植物、夜に花が咲き午前中に花がしぼむことが多い。
葉と葉の間隔はやや広く、主に実がなる様を楽しむのが乙。夜にしか咲かない神秘的な花、カラスウリのカーテンもあるとか。
◆ニガウリ
<花言葉>強壮
緑のカーテンとしてお馴染みの植物で、花色は黄色で日中も咲きます。
葉の間隔も良く、害虫もつきにくいので、緑のカーテンにはもってこいです。
食用にするが、苦味と独特な匂いがあるため取らないで放置されることも多く、こうなると熟してオレンジに色付いた実がなんとも不気味でもあります。(個人的には)
皆様も神社や緑化スポットなどにお出かけの際は、緑のカーテンにどのような植物が使われているか、是非注目してみてください。
(む)
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このほか、緑のカーテンにはパッションフルーツ(トケイソウ)などもお勧めです。
熱帯の植物なので、日本にはパッションフルーツに付く害虫は少なく、育てやすいです。
冬場も、マイナスにならなければ、意外と株が持ちます。花は1日花ですが鮮やかな色と時計を思わせる独特な形が“トケイソウ”として楽しまれ、実(み)はドレッシングやヨーグルトに混ぜてもいいですし、ジャムにしてもいいでしょう。ただ虫媒花なのですが、媒体となる虫が日本にはおらず、人工授粉する必要があります。刷毛でチョチョッとね☆
理科の実験や自由研究にもなるかもしれません。
葉も形がいいので、切り花に添えるとグッと雰囲気が上がりますよ。
もう夏も終わってしまいますが、来年用にあちこちウォッチして作戦を練ってくださいませませ。