花研コーヒーブレイク
幸せの秘訣☆ その③
2014.08.14
最終回です。
とても重要なこと。「(健康や美容に)効果があると信じる」です。
③効果を信じる
前回の続きですが、同じく季刊誌の掲載内容によると、ハーバード大学のランガー博士の研究が面白いと。4つのホテルの従業員に「この仕事は30分以上の運動に相当し、健康にいいものです」と伝え、ほかの3つのホテルの従業員には何も伝えず比較実験を行った。
1カ月後、健康にいいと聞いていたホテルの人たちは体重、体脂肪、血圧ともに低下したそうです。(ま、体重が落ちることがいいとは限りませんので、それぞれ理想体重に近付いたということでしょうか)一方、何も伝えられずに働いたホテルの従業員に変化は見られなかった。
健康にいいと思っているかどうかで、同じ仕事でも体への影響が変わってくるということですね。
SF小説作家の星新一さんの著書で『かぼちゃの馬車』という短編があります。
大昔に読んだので細かく覚えていませんが、美しくなりたいと思っている女性がお医者さんから処方された薬を飲んだところ、みるみると別人のように美しく変貌を遂げます。
しかし、実はその薬は何でもなかった。ビタミン剤かなにか?その薬を飲めば美しくなると信じていたその人の力で美しくなったという話でした。(ストーリー再現率30%未満)
ハーバード大学の研究もこのストーリーに似ているのではないかと思いました。星さんはSF作家ですが、ストーリーは決してSFまみれでなく、現実に起こりうることが多分に含まれているように思います・・・と読んだときにも思った記憶が。
ケーキを食べる時も、「これを食べたら太ってしまう!」と思っていただくのと、「おいしい!」と思っていただくのとでは、実際体重増加への影響が違うのだとか。
たとえFATTYなケーキだったとしても、たまにいただくならぜひ「心身に健康をもたらすもの」と信じて口にしたいものです。
多くの方が、NHKの番組TED(スーパープレゼンテーション)という番組をご覧になったことがあると思います。ある回で、スタンフォード大学講師で心理学者のケリー・マクゴニガル氏という超美人先生のプレゼンが放送されていました。健康の大敵とされる精神的ストレスでさえも、「ストレスを受けると長生きする」と信じている人は、強いストレスを受けても本当に長生きをする!と。また、前回小欄で言及した、人を思いやるときに分泌するオキシトシンについても説明されています。オキシトシンは心臓機能を強化する。人を思いやることに時間を費やした人は、オキシトシン分泌によりストレスを感じにくく、またストレスからの回復も早いのだそう。ストレスに対する考え方を変えれば、生体反応も変わると結論付けています。→動画
さて、これだけ思考が自分の健康に影響するということがわかったところで、自分の脳に暗示をかけてみますか!
①思考を常にポジティブに習慣づける、たとえ嫌なこともプラスに捉える(努力をする)
②人への思いやりを忘れない
③あらゆることは健康に効果があると「信じる」!
これで、来年は医療費0円を目指します!(2度目の宣言)
ちなみにロート製薬さんの季刊誌には、幸せの秘訣はたくさん記載されていますが、花研ブロガーのあたくし的アンテナに引っかかったところを簡易的に3つにまとめました。本来の内容はもっと充実して面白いものです→詳しくはネットでもご覧いただけます(クリック)!
おしらせ:季刊誌には、フラワーデザイナー今野亮平さんが伝える「お花でHAPPY!」のコーナーも連載されています。是非ご覧ください。