OPERATIONAL PERFORMANCE花研コーヒーブレイク

“おベーコン”はないでしょ!?

2014.06.06

 

過日、観るというほどもなくボケーっと観ていたテレビの某料理番組。

観ていたというよりも、テレビをつけて空(くう)を見つめていた程度(笑) 口は開けていなかったと信じたい。

お上品な先生がベーコンを使った料理を次々と伝授してくれていたのだが、そのお上品な先生が遣ったある言葉で一気に覚醒。

その言葉こそ、

 

「おベーコン」

 

 

 

連発(-_-)

 

 

 

わー、もーやめてー。

日本語にとって確かに「お」は丁寧の接頭語ですが、普通外来語には付けません。そこを無理に付けると、ある一部の世界の専門用語のようになってしまします。

例えば「おビール」。

言う人は限られていますね。一般の人が使っているのを聞いたら「あれ?」って思うことでしょう。

「おトイレ」も無意識に使っている人はいますが、本当はNG。「お」を付けるなら「お手洗い」でしょう。トイレはトイレと言ってください。

お砂糖、お出汁、お醤油・・・どうぞご自由に「お」を付けてください。

お茶◎

お紅茶◎

おコーヒー×ブブ

お酒◎

おブランデー×ブブ

お花◎

おラナンキュラス×ブブ

オオデマリ◎ そらそーでしょ。これでひとつの名前ですから

オリーブ◎ こちらもオを取ってはいけません

 

花の場合は、品目名には日本語由来の名前でも「お」は付けませんね。

お芍薬×ブブ

お百合×ブブ

おバラ×ブブ

 

野菜も肉も魚も、これらの一般名には「お」を付けられますが、品目名に付けないのは花と同じような気がします。

お玉ねぎ×ブブ

お茄子・お大根・お芋◎ うーん、珍しくマル

お人参×ブブ

おじゃがいも×ブフ 言い方を変えて、お馬鈴薯でも×ブブ

おほうれん草×ブブ

おきのこ×ブブ

おさんま×ブブ

お鶏肉×ブブ

お肩ロース×ブブ

 

そう考えると、「おベーコン」て二重の過ちを犯しているのではないか。

カタカナ名詞には「お」を付けないということと、品目名には「お」を付けない(例外あり)という2つのルールを犯していると思います。

そんなルールは宇宙の彼方に放り出したとしても、さすがに「おベーコン」はあかんやろ。

 

アタクシも無意識に過剰な丁寧語を作り上げてしまっているかもしれませんので、気を付けようと思います。おほほ。

 

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