花研コーヒーブレイク
ドリームジャンボ “米倉様に” 5億5千万円分の花とは・・・・
2014.05.20
ドリームジャンボ宝くじのTVCM、ご覧になりましたか?
姫キャラの米倉涼子さんが原田泰蔵さんが引く人力車に乗って、5億5千万円が当たったら?という会話が繰り広げられるアレです。
米倉さまが泰蔵さんに
「5億5千万円当たったら・・・?」と問いかけると
原田泰蔵さんが、
「5億5千万分の花を買って差し上げます!」
と即答します。すると、米倉さまは一瞬嬉しそうな表情をしつつも、すぐに冷静になりSキャラで
「ジャマだ!」(-ε-)
とおっしゃいます。
そこで、花き業界の米倉涼子と呼ばれるアタクシとしては(・・・あ、呼ばれていない?自称です。いや、それもあかんか。いずれにしても)・・・このセリフ、放っておけません。
そこで考えました。
5億5千万円分の花とはどのくらいか。
【花束の場合】
バラの花束を作った場合を例にとります。日本が誇る米倉様なので良質のバラを使い、上代1本500円を100本で1束5万円とします。
すると、5億5千万円の予算で11,000束買うことができます。(この時、バラの供給が可能かどうかは計算に入れません。ドリーム話なので。消費税別として)
100本バラの花束サイズの直径1メートルとして、隙間なくこの11,000束を置いたとすると、およそ105メートル四方を埋め尽くすことになります。
面積にして11,000m2。東京ドームの広さがおよそ13,000m2ですから、この広さ、東京ドームよりひとまわり小さい程度。「5億5千万円の花」とは、その面積を埋め尽くしてしまうほどということですね。
その景色たるや、圧巻でしょうね。真紅のバラに埋め尽くされた東京ドームを見てみたいものです。まさにドリーム!
いやしかし、そら個人的にもらったら邪魔だわな。特にアタクシのような一般市民には。
「邪魔」とおっしゃった米倉さん正解◎
いや、しかし米倉さんが演じる大邸宅にお住まいと思しきご令嬢なら、邪魔にもならないのかも?
ま、ひとまず5億5千万が当たったら花の購入は、多くても5千万円くらいに留めることを勧めいたします(笑)
話は変わって、5憶5千万円の花き消費額は、花き生産額にして2億円弱と推計します。平成23年度の花き算出額がおよそ3,600億円ですから、その0.056%に値します。同様に、平成24年度の花き消費額はおよそ9,000億円と推定すると、5億5千万円は0.06%に値します。微細な数字に思えるかもしれませんが、縮小傾向の花き業界において、一気に0.06%プラスというのは棚ボタ程の有難い話。是非泰蔵さんにドリームジャンボを当ててもらって、米倉様に花束をプレゼントしていただきたいところです。これこそ、まさにドリームですな。