花研コーヒーブレイク
今日の枝物@大田市場
2025.04.14
こんにちは。みんなの花研ひろばの一研究員です。
今朝の仲卸通り、コデマリが潤沢に流通していて、切枝としてはそろそろ終盤かなと思いながら見ていました。すると、コデマリはコデマリなのですが、何か雰囲気が異なるコデマリが・・・・
↑こんな感じ。なにか雰囲気が違うんですよ。違うと思いませんか?でもコデマリ。
近づいてよく見ると、なんと八重のコデマリではありませんか!
すんごいゴージャス!同じ切枝でも、八重の方が切前が遅いのでしょうね。開花にパワーがいりますし、開花後も長持ちしそうなので、八八重は切枝でもここまで咲かせて流通させるのでしょう。これほど満開ですと、まるでモッコウバラでも見ているかのよう。さすが。バラ科のコデマリです。
八重と一重を比べるとこんなにも雰囲気が異なります。
<八重と一重>
<八重と一重>
そのほか、ペルシャライラックもレアなご出荷で目を引きました。
ペルシャライラックは中央アジア原産のモクセイ科ハシドイ属(ライラックと同じ科属)。学名をSyringa persica var. lacinata。
まだ国内での流通は少ないかと存じます。ぽろぽろとつく小葉が涼し気でいいですね。
オガタマの木として出荷されていましたが、花のサイズや香りからいっても恐らくはカラタネオガタマでしょう。香りはバナナを思わせるもので、カラタネオガタマ同様でした。
ぽろぽろと付く小葉(ペルシャライラックの欄)といえば、いま街路樹のイチョウの新芽が小さく開き始めた姿が新鮮に映ります。イチョウといえば夏場の青々と生い茂った緑の葉と、そのあとに黄金に輝く紅葉が印象的ですが、実は今の時期のイチョウも、小さく若いグリーンが爽やかで印象的です。毎朝イチョウの遠くから見るのが楽しみになっています。
今度写真を撮ってきます。
それではみなさま、ごきげんよう。