花研コーヒーブレイク
3月25日 夏日でしたね
2025.03.26
花研の一研究員です。3月25日はあちこちの大学で卒業式だったようですが都内はなんと夏日でした。気象庁によれば、最高気温が35℃以上の日を猛暑日、30℃以上の日を真夏日、25℃以上の日を夏日そして0℃未満の日を真冬日といいます。その日、最高気温をマークするであろう2時ごろです、日向で気温を測定してみました。はい、25度を超えていました。湿度が低いので暑さを体感するところまではゆきませんでしたがきっと卒業式に参加された着飾った皆様は緊張感もあって額に汗ばむ式典だったのではないでしょうか。(※26日は宮崎で真夏日をマーク!)そして、年末から春に出回る切花のいくつかは夏日が続いてきますと日持ち性が低下します。まだまだ朝晩は冷え込みますので飾って直ぐにどうにかなるということでは無いだろうと思いますが・・・。
気温上昇と共に日持ちが気になる皆様へ ちょっとしたことですが次の資料をご紹介します。
農研機構がまとめた「日持ち保証に対応した切り花の品質管理マニュアル 増補改訂版」です。
品目別の日持ちについての科学的知見などがこの一冊で理解できる便利なもの、これさえあれば日持ちの基本はおさえられますよ。
また、あちこちの気温を的確に把握するには温度計が必要ですね。色々な温度計がありますが、例えは↓写真のような機器はどうでしょうか。
スマートフォンで設定し環境データを収集できる小型のデータロガーです。写真は大田市場での測定の様子です。
(※同等品がオムロンから販売されているようです)
いずれにしても、これからの季節は気温室温が上昇しますし、年次でみても平均気温が0.6度ぐらいずつ上がっているところです。
正しい温度を把握しませんと花を扱うのは難しくなるのかなと思います。
今日は日持ちについてコメントしてみました。