OPERATIONAL PERFORMANCE花研コーヒーブレイク

ずばり「4ロー」がポイントでしょう!相対的に増えている枝物を導入するには

2025.04.08

こんにちは。花研の一研究員です。

花き産業において、相対的供給シェアを高めている品目こそ枝物です。

露地(ロジ)栽培でローコスト、老若(ローニャク)男女問わず生産に関わりやすい(と、私は思います)、労力(ローリョク)節約(花物ほど切前のタイミングに追われない)という生産業界における「4ロー」がポイントでしょう。

 

しかしながら、そもそもどうやって栽培するのかを解説した資料や専門書が、大品目に比べると極めて少ないという側面もあります。私たちが知る範囲で、入手しやすく内容も手ごたえあるなあと思う有望な書籍は1998年に出版された『新特産シリーズ枝物』(農文協)があります。中古品も出回っています。お近くに詳しくて教えてくれる方がいないような場合にはこれに頼ることになりますでしょうか。

 

さて、農文協の新特産シリーズには興味深いタイトルの本がずらりとあります。テーマ植物がアヴォカドとかヤマブドウとか、ですねニッチ市場を狙ったものです。クサソテツとか。こういうジャンルの解説本もあるところが日本の持つ多様性の強さですねえ。

上述の『新特産シリーズ枝物』では60種類を紹介、昨日小欄でご紹介したSikiTOさんの『毎日の暮らしを楽しむ 四季の「枝物」』では64種を紹介しています。弊社『フラワービジネスノート2025』(売り切れですみませんが)の品目別流通早見表のうち、枝物特集ページでは100種類以上掲載しているので、網羅的とまではいかないものの、これらの資料があれば市場流通のうちかなり抑えることになるでしょう。

 

ご参考まで。

 

それではみなさま、ごきげんよう。

pagetop