花研コーヒーブレイク
2月10日 左利きの日だったので一言
2025.02.22
こんにちは。
みんなの花研ひろばです。
2月10日は「左利きの日」だったそうです。
もうひとつ8月13日には「国際左利きの日」というのがあるそうです。8月13日の方は英国にある“Left-Handers Club”という団体により、記念日提唱者の誕生日に因み8月13日として1992年に制定されたということです。
一方、2月10日の左利きの日は、日本サウスポークラブが2001年に制定。0210が レ(0)フ(2)ト(10)に当たるという語呂合わせからだそうです。
そもそも制定の理由は、多くの製品が右利き用であることから左利きの人はその不便さが社会全体の経済損失と考え、左利き製品供給を促すためということです。
最近は幼少期に矯正しないケースが増えたためか左利きの方も多く、両手で使えるデザイン製品も多いことから、左利きの私も右利き用の製品が多いことについては、あまり気にならなくなりました。
とはいえ、一部の文房具やスポーツの道具には左右があって、日常的に不便に思うこともいまだにあります。
例えば、書類を入れる「クリアフォルダー」。空いている方を右に持つのか左に持つのか、何十年も使っていながら、未だにあるべき左右の向きがわかりません。あの半円の凹み部分にあてるのは、右の親指なのか、左の親指なのか、はたまたどちらでもないのか、そもそもあの半円の意義がよくわかりません。
左利きの私がわからないということは、あのクリアファイルは右利き用に作ってあるということなのだと思います。
というように、右利きの人はなかなか気づかないかもしれませんが、世の中の製品には左利き用と右利き用とがあります。スマートフォンはおそらく右利き、左利き、どちらでもいいように作ってあると思います。一方、昔の黒電話は右利き用でしょう。電話の左側からコードが伸びて、左手で受話器を持ち、右手でダイアルを回すようになっています。左手でダイアルを回すのは、逆回しでかなり不便です。
ラケットを使うスポーツ、左か右でラケットを振りますが、これは試合中にスイッチしても構いません。むしろ左利きの方が有利とされるケースが多いです。
そういえば、いけばなも左右があるでしょうか。花には表と裏、陽方(ようかた)・陰方(いんかた)があり、左右のどちらに生けるか(生けた方がいいか)、花材によって見極める必要があります。しかし、利き手の左右で生けにくいということはあまりないように思います。但し、花挟みは別です。
作法や法律によって、左右が決まっていて、どちらでもご自由にというわけにはいかないこともあります。例えば道路の通行がそうですが、右と左の意義について考えた左利きの日でした。
それではみなさま、ごきげんよう。