花研コーヒーブレイク
似たようなものがわからなくなる
2025.01.15
こんにちは。いつも小欄を見に来てくださってありがとうございます。花研の一研究員です。
最近、勘違いに気が付くことが増えてきました。勘違いが多くなってきたからです。だんだんとそうなっちゃうのですが、勘違いに気づくだけよしとしています。
写真は大森駅前の線路沿いに植栽されている街路樹です。この1月に撮影しました。
写真は2025年1月に撮影したヤマボウシ、茂った枝の下部に数輪花が見て取れます。
この植栽された道に直進するように走る道路があります、その道は大森駅から環状七号線まで続くなだらかな坂道で、古くからジャーマン通りと呼ばれています。
さて私の何が勘違いかといえば、この線路に沿って植えてあるのがヤマボウシで、ジャーマン通りに沿いに植えられているのがアメリカハナミズキだったということ。どちらも同じ植物だとずっと思っていたのです。
先日通過した際、線路沿いの街路樹は葉が茂り、中には開花している一方、ジャーマン通りの街路樹は落葉して、一部赤い実がついているいることに気づき、あれっと思いました。
ヤマボウシには二度咲き品種があるようですね。自分の中では道もつながっていることですし、見た目も似ていててっきり同じ樹種かと思っていたら違ったということでした。
同じく街中で見かける似ているものとしてはタカサゴユリがあります。植え込みなどからぴょーんと伸びている、テッポウユリと見紛うユリです。勘違いしやすいのもいもっともなことで、シンテッポウユリはテッポウユリとタカサゴユリの交配種なのでした。
ついでに、イタリアの家電メーカー「デロンギ」を暫く「デンギロ」と思っていました。口にしたら最後勘違いがバレますな。
年齢が上がるとそれだけ経験値が上がるためか、似たようなものが同じように見える・思い込む勘違いが増えるという現象が多発するようです。先週末のチコちゃんもそのことを科学的に究明していました花き産業は種類が大変多いですからなんとか忘れずに、また品種名をあれとかそれとかならないように頑張りたいと思います。
それではみなさま、ごきげんよう。