花研コーヒーブレイク
園芸12月の消費 英国ではクリスマスに観葉植物が売れるらしい
2024.12.24
花研の一研究員です。海外といってもネットからですが、情報を仕入れお伝えしております。この情報化社会、AIが簡単に直ぐに翻訳してくれる世の中ですからどれぐらい需要があるのかしらと思いつつ自分でもいろいろと知りたくフローラルデイリーに目を通しております。今回タイトルとなった元ネタ記事はこちらです。
英国の園芸小売組合(HTA=Horticulture Trades Association)発信のクリスマス向けのリリースです。HTAのHPはこちらです。イギリスでは園芸植物の売上が12月に高まり、それは観葉植物も売れているからだとか。12月といえばポインセチアとかシクラメンやシンビをついついイメージしますよね。かの記事によれば、12月の観葉植物の売上が年間の13-14%ぐらいにもなるそうです。なぜ売れるのかという問いに対しては、暗い季節に明るい気分にさせてくれるグリーンだからとか、ある種(フィロデンやポトス)の観葉植物にとってはその時期の屋内でも悪くない生育条件で成長するからだとか。もともと観葉植物の多くが直射日光がばんばん当たるところではなく、木漏れ日とか森の中レベルの日射量を適量としているためでしょう・・・。
さてポトスの必要とする光の量がどれくらいなのかしら・・・、ネットで調べると500ルックスぐらいのようです。これはどれぐらいの明るさなのかしらといえば、例えば事務所の机の上よりも少し暗いぐらいのようです。多くの事務所の机の上の明るさはJIS照明規格を参考に750ルックスで設計しているらしいのです。ですからそれよりも少し暗いぐらいでしょう。
というような塩梅でクリスマスプレゼントに観賞植物をおすすめするリリースを紹介しました。
※観葉植物の屋内条件については、屋内緑化マニュアルというデータも参考にしています。