花研コーヒーブレイク
冬至に関する考察
2024.12.21
こんにちは。
【2024年もあと11日】
本日21日は冬至。“冬至には「ん」がつく食べ物を召し上がれ!”とまあ平賀源内もびっくりなPRですが、これは源内のような閃きキャッチコピーではなく、地口(じぐち=江戸時代の言葉遊び)の一種のようです。つまり、運(うん)が転訛して「ん」になったようです。「ん」が付くものを食べて体内に取り込むと、運が上がるよということですね。
代表的な「ん」がつく食べ物といえば、なんきん(=かぼちゃ)です。この時期にかぼちゃを煮て食べるのが一般的ですが、「ん」がつくということの解釈には様々な方法論があると理解しており、私的にはほぼあらゆる食材が対象となると思います。とはいえあまりにもひどいこじつけは品がない江戸時代の地口にも失礼なので、ここではそれなりにレベルの高いしゃれで「ん」がつく食べ物のおすすめをご紹介したいと思います。
昨日の小欄では、当社研究員がおでんの具材のうち、いくつかを挙げておりました。
肝心なものを忘れていました。忘れていたというか、伝えたのですが、なんだかするりと却下されたので、自分で改めてお伝えしようと思います。
おでんの具材のうち、「ん」がつくGOODな具材。
それはゆで卵です。
東北エリア式の発声で、ゆでたまごは正確には「んでたまご」となります。表記としては「ンぅでたまご」が音に近いでしょう。
昨日のブログの編集者はそれを信じませんでしたが、本当にそうなのです。
それから西洋の伝統文化から引用するとブッシュ・ド・ノエル。ヨーロッパの冬至祭で食する伝統ある木の切り株型のケーキです。
こちらはよーく見ていただくと「ん」があります。フランス語ではBûche de Noフランス語では「ビュッシュ・ド・ノエル(Bûche de Noël)と書きます。
NoëlのN.
ですから、これも冬至に食べるといいということですね。
んーといい話はこれでおしまいです。
良い冬至をお過ごしくださいませ。