花研コーヒーブレイク
花き園芸のミーティングポイントの話
2025.02.01
こんにちは。花研の一研究員です。
本日もネタ元はフローラルデイリーです。
オランダの花市場の空き地に古い温室を再利用した設備がお目見えしたとのこと。
単に歴史的な建造物を移築したというのではなく、その温室で花を栽培している実態を見てもらうための設備です。これは児童らへ花き産業についての学びの機会の提供であり、また興味を誘うものであるわけです。
さらに温室内は各種の撮影場所としても提供するそうです、これは現在花き産業に従事している人たちに利用してもらうというもの。また、会議室としても利用することなども想定しているようです。会議ではきっと花き産業の未来界について話合われることでしょうから、つまりは未来を作る場でもあるのです。
古いものをうまくリサイクルして、多面的価値を持たせたものです。花き業界をどうやってプロモーションするかということの実践の一つですね。古いものから新しいものを、温故知新な話でした。
ところで、この取り組みは言ってみれば花の市場に温室を作り、そこを多くの世代、あるいは様々な関係者、一般の人に開放することでミーティングポイントを作るということではないでしょうか。情報と物と人を集めるという本来の市場の機能が発揮された取組みで、大変参考になります。
市場開放というと週末に一般人に開放というイメージがありますが、オランダ人らしいエスプリ(エスプリって死語かもしれません・・・)の効いた市場開放な話でした。記事は→こちらです。