花研コーヒーブレイク
ノーベル賞授賞式の花
2024.12.11
こんにちは。新年の箱根駅伝は、家で観るか、観に行こうか、はたまたその気になって自分で近所を走るか思案中のなんちゃってランナーです。いやでも最近、股関節に痛みを感じることがあるので、自分で走るのはやめとこかな。
【2024年も残すところあと20日】
さて、昨日のノーベル平和賞授賞式における被団協の田中さんのスピーチは、力強く大変素晴らしいものでした。ご登壇された田中さんも92歳とご高齢ですのに、遠くの地まではるばる足を運び、正装して演説を行うなんて、わたしには想像が及ばないほど大変なことだったと思います。今後数百年、数千年にわたり、田中さんのお言葉と思いが後世まで受け継がれ、いつの日か核兵器のない時代が人類に訪れることを願うばかりです。
その田中さんのお話に耳を傾けながらも気になったのが、会場装飾の花です(←職業病)。不謹慎と怒られそうですが、もはやこれまた病気のようなものです。花のズーム写真はなかったので、その雰囲気から察するしかないのですが、おそらくはアマリリスかなと思いました。皆さんはどう思われたでしょうか。
映像をご覧になっていない方はこちらからどうぞ。(THE NOBEL PRIZEホームページより)
アマリリスでも花弁が細いシビスター系が多用されているように思いました。
折しも、大田市場花き部2階中央通路でもアマリリスを展示中。
水も土も不要、明るい室内に置くだけで開花する球根です。
球根も切り花も今の時期はクリスマスに合わせて主にオランダから輸入されてくる花材です。
きっとノーベル賞授賞式のアマリリスもオランダから届いたものではないかと想像します。遥かノルウェーと日本、それぞれに届く花の出発地は同じことを思うと、世界は一つと実感できます。分断と分裂をやめて核兵器なき平和な世界を築き上げたいものです。
それではみなさま、ごきげんよう。
Data16「流通早見表」の「アマリリス類」をご覧いただきますと、国産の流通がほぼない12月に輸入が多いことが一目瞭然です、年間を通して、アマリリス類の輸入は28.1%とあります。よろしければご覧くださいませ。