花研コーヒーブレイク
★金木犀の香り★
2024.10.28
花研の一研究員です。
東京では金木犀(キンモクセイ)の開花は終わってしまったのですが、本日は金木犀ネタでご容赦ください。(以下「キンモクセイ」)
10月になると視覚より先に嗅覚で気づかされるキンモクセイの開花。濃厚な香りを頼りに、どこだどこだとキョロキョロしますと、やっと黄金色の小花を見つけることができます。香りがなかったら、なかなか気づけないかもってくらい。
さて、キンモクセイについてネットで調べると、原産は中国と書いてあるページが多いのですが、キュー植物園のサイトで調べるとキンモクセイのNativeエリアは、Assam, Cambodia, China North-Central, China South-Central, China Southeast, East Himalaya, Hainan(海南), Japan, Myanmar, Nepal, Taiwan, Thailand, Vietnam, West Himalayaです。
そうなんです、日本も原産地のようです。
一方で、多くのサイトには江戸時代に日本に入ってきたとあります。はてさてどうなんでしょうか。資料によってはなんだか書いてあることが違うようなこともあり、混乱しますな。
どうやら調べてみますと、日本はもともとキンモクセイの原種はあったけれども、いま私たちが見るオレンジ色の濃い色とは異なりらしいと。濃いオレンジ色のキンモクセイは海外から導入されたもののようです。
はい、そのキンモクセイの切枝は、以前小欄でもご紹介させていただきました通り、昨今取引が増えております。
2023年10月20日「キンモクセイ・パートⅡ★金曜日は金木犀のトピックで締め」
2023年10月19日「ここほれわんわん」活用塾第8弾 ~キンモクセイの取引動向を知る~」
そんな折、最後に宣伝です。
なんと、フラワービジネスノート2025には、キリエダのキンモクセイが一体全体いつ流通するのかが書いてあります。Data16流通品目早見表を開け、ゴマ。
ではまた。