OPERATIONAL PERFORMANCE花研コーヒーブレイク

お米を買いに出かけ驚愕の新製品に出くわしたって話

2024.09.30

花研の一研究員です。

毎日二回はお米を食べる、自称お米ハンターです。

いや、この表現が正しいのかどうかわかりませんが、まあそういうライフスタイルです。自称なのでご容赦ください。

 

さて、先日、とある量販店にお米を買いに行きました。このままでは米櫃が底をついてしまうため、値上げだろうがなんだろうが、米を食べたいので買うわけです。

さて、お店でコメ売り場に行きますと、きちんと店頭在庫があり、まずは一安心。一時は店頭から在庫が無くなり、大いにメディアを沸かせていたものですが、このところは売り場にはしっかりと積んであります。

新米が70-80%、前年のものが20%ぐらい。いつものように5kgを購入しようと思ってみていると、見慣れないサイズの商品がありました。

 

4kgです。

 

みなさん、4kgですよ。

5㎏の世界に4kg。

 

はい、ここでマーケティングの教科書にあるアンゾフの成長マトリクスで考えてみましょう。

マーケットを4つの象限で捉えることで問題課題を把握しやすくするものです。

一つ目は既存の製品×既存の対象顧客というケース。続いては新製品を既存の対象に提案する場合、そして三番目が新市場に既存製品を提案する場合、最後は新市場に新製品を提供する場合と、4パターンに分類し考えるものです。

 

この4kgのお米は既存マーケットに新製品ということになるでしょうか。4kgのお米のメリットは見た目の単価がまず大きいですね。5kgよりも安価だが、5㎏のようなサイズ感が安心感をもたらす。3㎏だったら小ささが目立ってしまっただろうから5kgと見た感じ差異が目立たない。その中庸をいく4kgの選択とはうまいものです。

 

これを何か花業界的にコピーできないだろうか。損をしたと思わせない絶妙の本数政策だ。花を購入する方の購入前の共通した行動としては、花束を取ったら、ひっくりがえし茎の本数を数えて、一本単価を考える。お肉だったらグラム126円か110円かを考えるのと一緒です。

ということはひっくり返したときの問題をどうするかということではないでしょうか。お米から考える、お花の販売マーケティングでした。

本日で2024年度の上半期も終了です。わー、後半はさらに忙しくなりそうです。

 

それではみなさま、ごきげんよう。

フラワービジネスノートはこちら。

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