花研コーヒーブレイク
短縮形へのこだわり
2024.09.04
こんにちは。花研の一研究員です。
「日農(ニチノウ)」といえば、日本が誇る農業専門の日刊紙である日本農業新聞の略語形。世界広しといえども農業専門の日刊紙はそうそうないだろうと思います。ここはさすが食の宝庫の日本ならではかと思います。
ところで、日農の記事見出しに「ブロ潤沢2割安」という記載がありました。
ブロって・・・。
そうなんです。ブロイラー!
・・・ではなく、「ブロッコリー」です。ブロッコリーだからブロなんでしょうが、ブロで止めることに決まったのでしょうかね。「ブロコ」でもよさそうなものですが(自己解釈です)。
まあ論点としてはどのような短縮形が日本文化では妥当ですんなり受けられるものなのかと。
花の場合、長めの名前は3文字程度に短縮される傾向にあるように思います。ラナンキュラスはラナン、トルコギキョウはトルコ、アスルトロメリアはメリア、カスミソウはカスミ、パフィオペディルムはパフィオ、オンシジウムをオンシ、カンパニュラはカンパ、スターチスはチース、インパチェンスをインパなど。いやドラセナはドラだから2文字でした。ま、元の文字数もありますし、ケースバイケースではありますが。
ブロッコリーをブロコではなくブロと略した新しいスタンダードについて、文化人類学的な論点から考えてみたいと思っただけでした。まだ考えていませんが。
それではみなさま、ごきげんよう。