OPERATIONAL PERFORMANCE花研コーヒーブレイク

風鈴を吊るした日に思ふ・・・

2024.08.28

花研の一研究員です。

 

気圧配置が変わり、風が吹くようになってきました。これが秋のそよ風の「そよ」なのかなと思ったりしています。

8月中旬までの空気のどろっとよどんだ感じからようやく動きが出てきたので、最近調達した風鈴を窓際にひっかけてみました。鉄製です。

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風鈴はガラス製、陶器製など様々な素材のものがあり、音色はそれぞれに異なり特徴的です。一辺倒ではないかもしれませんが、硬いものほど高音のようにも思います。

 

上京してから江戸風鈴というガラス製の風鈴をよく見るようになり、家でも吊るしていたのですが、幼少のころどうも自宅には鉄製の風鈴があったようで、ガラス製の音色では100%の風鈴という感じにならない。鉄製は高い音がリーンと響きまして、その音が涼し気に感じます。

ガラス製はもう少し低い音でチリーンとなるのがわたしの体感です。そこで、風鈴の音色についてネットで調べてみました。

すると、学術的な判断とまではいかないようですが、風鈴の音が鳴りますと、脳が風を想像して涼しいと思う、音だけで涼しさを感じるというメカニズムがあるそうです。ただしそれは風鈴と風の関係を体験したことがある人に限られるとのこと。多くの日本人にはあてはまるようです。

 

なるほど、風鈴で涼しいと思うのは後天的なことで、経験が重要なようです。ここで思い出したことは、花や緑を見るとリラックスするのは人類のDNAに刻まれた性質らしいので、こちらは生まれながらの性質であるということです。

とはいえ、逆に後天的なことが影響して花や緑からはそのようなイメージを持てないという方もいらっしゃることでしょう。ひとまず自分はどっちかなあと迷った方は一通り風鈴の音色を聞いてみたり、花やみどりをみてくださいまし。

では、チリーン。

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