花研コーヒーブレイク
ビクトリーブーケ in ソチ
2014.02.24
ソチオリンピックが閉幕しました。
会期中は報道も日本人の活躍や結果に集中しましたが、終わった今はオリンピックダイジェストと称し、国内選手のみならず、国外の選手についても報道されています。メダルを巡る様々な物語、また一人の選手が国を代表してオリンピックに臨むその裏には、幾重にも重なるストーリーがありました。世界一を競う舞台の裏側ですから、やはり私たちの想像を超えるドラマがあるものです。それでもむしろ報道されてないことの方が多いかもしれません。世界人口70億分の頂点ですから、いずれにしても素晴らしいことです。
さて、ビクトリーブーケについて。
今回は、フラワーセレモニーでメダリストたちがまず表彰台でミニブーケを受け取り、また後日メダルと一緒にブーケを受け取るというものでした。
メダルか選手の笑顔と一緒にちらりと映される映像で確認するしかないので、なかなかまじまじと見ることはできません。しかし、おそらく使われていた花材は、白と緑のスプレーギク、ソリダコ、紫色はスターチスでしょうか、いくつか判別しきれないアイテムがありますが、外側からひたすらレモンリーフで抑えるというものでした。白、黄色、緑のナチュラルなテイストに、アクセントで紫を挿す。小花、草花をつかった自然感溢れるデザインのように思いました。
赤バラ好きのロシア人ですが、今回のブーケはさすがに赤バラというわけにはいかなかったようです。オランダから大量の赤バラを輸入しているロシアですが、最近は時刻でも生産圃場を増やしているとのこと。それでも尚、赤バラは高級品。大量生産のブーケ用には向かなかったのでしょう。
何人かブーケに顔をうずめて香りをかいでいる人がいましたが、今回のブーケはあまり香りはしなかったかもしれません。
次はパラリンピック。ドラマはまだまだ続きます。