花研コーヒーブレイク
小枝・小枝・ミミズ
2024.08.14
こんにちは。みんなの花研ひろばです。
七十二候で「蚯蚓出(みみずいずる)」といえば、5月10日ころです。
しかし、毎年この沸騰化している7月下旬から8月ころ、つまり大暑にあたるこの時期に、地上にミミズ様が大量発生しているのをよく見かけます。例えば大田市場の北川でもそのシーンをよく見かけるのですが、踏まずに歩くのが大変。なんてったって、50%くらいフレッシュだったりするのです。
かくいうあたくしも、ミミズ様には日頃から大変な恩恵を受けていることは一応は認識してるつもりなので、そんなミミズ様の姿を見ていると、気の毒で気の毒でしゃーないわけ。
右足左足と踏まないように足を出すのですが、・・・お盆中ですし、なかなか不用意に生き物を殺傷できませぬよ・・・小枝・小枝・ミミズ・小枝・小枝・ミミズ・・・と呪文のように唱えながら一つ一つ確認して下向きに歩きます。最初は小枝の間にミミズがカモフラージュで入っているのですが、大量発生のこの時期は、徐々に小枝・ミミズ・ミミズ・ミミズ・ミミズ・ミミズ・小枝?えーー!!!足の踏み場もないくらい、ぎょうさんのミミズで埋め尽くされてしまうのです!
なぜこう毎年ミミズが大量発生するのでしょうか。ネットでは大雨の後に・・・と説明しているサイトもありますが、大雨の後でなくてもミミズが大量発生していることがあるように思いますし、また大雨の後であっても大量発生するとも限らず、大量発生のタイミングを観察していると必ずも大雨だけが条件ではないように思いました。気温が30度以上の高温の時を条件に説明しているサイトもありましたが、条件としてはそちらの方が適っているかなと思うこともあり、するとなぜ暑い中、あえて地上まで出てくるのか不思議でしかありません。
朝フレッシュ気味だったミミズ様は、夕方にはほぼドライアウト。むしろ小枝化してしまいますが、それでも踏まないように気を付けて歩かなければなりません。これはミミズの木化(もっか)とでもいいたくなるくらい意図せず擬似なわけ。時間の経過とともにコンクリートと同化するので、むしろコンクリート化かもしれません。いずれにしてもミミズ様、お気の毒。できれば土の中にいてくだされ。
今日もミミズ様に合掌。
それではみなさまごきげんよう。