OPERATIONAL PERFORMANCE花研コーヒーブレイク

紙幣デザインに愛用されるアカンサス

2024.08.05

こんにちは。花研の一研究員です。

 

いまさら申し上げるまでもなく、新紙幣のみならず、従来の日本銀行券に登場する葉っぱをかたどった模様は、アカンサスという植物の葉っぱに由来したデザインです。

新旧問わず、アカンサスを使っています。この辺のこういうデザイン。

【旧1000円札の表裏でデザインされるアカンサス】

kyu1 kyu2

 

【新1000円札の表裏でデザインされるアカンサス】

sin1 sin2

 

これらはアカンサスの葉をモチーフにしているものと思われます。

アカンサスの葉 アカンサス01

以前も小欄でアカンサスのことについてご紹介したことがありましたが、和名をハアザミといい(その名の通り、葉がアザミっぽいのが特徴です)、キツネノゴマ科に属す多年草です。

アカンサスとという名前はトゲを意味するギリシャ語akantha(アカンサ)に由来します。

ギリシャ神話に、ニンフ(妖精)のアカントスはアポロン神からのアプローチがしつこいので、アポロンの顔をひっかいてしまい、アポロンの逆鱗に触れ、仕返しにアカントスを遂げだらけの植物に変えてしまうというストーリーがあります。それがアカンサスがトゲだらけの理由ということでしょうか。

 

それにしてもなぜ日本の紙幣にアカンサスの葉がデザインされているのか、不思議でもあります。今月、日本橋にある貨幣博物館を訪問する機会がありますので、調べてまいりたいと思います。結果は後日小欄にて!

 

※1:「かへい博物館」と聞くと、花業界では「花柄博物館」と自動的に頭ん中で変換して、あらゆる花の花柄を集めて研究した博物館があるのかと思てしまいますな。

 

※2:いやー、それにしてもなんか知らんけど、切花での流通はほぼゼロなのに、このコーナーは意外とアカンサス登場回数多いですな。こら花研内にアカンサスファンが潜んでいるとしか思えん。

【ご参照】

2021年6月19日【さんぽみち】アカンサス再び☆大久保でコリント式とアカンサスに再会す

https://www.otalab.co.jp/blogs/41364

https://www.otalab.co.jp/blogs/41364

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