OPERATIONAL PERFORMANCE花研コーヒーブレイク

ガーデニングといけばなのシンクロ?

2024.11.13

花研コーヒーブレイクです。いつもありがとうございます。

 

すでに遅すぎではありますが、本年7月1日付の花卉園芸新聞に、種苗会社タキイさんが「庭で育てる切花用品種を展開」という記事がありました。1年を振り返れば、印象に残る記事の一つです。ガーデニングの素材、それも草丈がある程度伸びる花を庭で育て、開花したら切花を屋内に飾りましょうという提案です。海外でもコロナ禍頃からガーデニングと切花の境目がなくした提案が始まっておりましたが、日本でも同様なマーケティングが進むようです。

 

これは大変素晴らしいと思います。

日本では昔から庭や自分の畑で小菊やダリアを育て、仏壇用に切って使っていたわけですが、いつしか産業化し、生活者のみなさまはお店で花を買うようになりました。自分の庭を確保できない方、お忙しい方、庭で花が咲かない時期にも花を飾りたい方など様々な理由によって、店舗で買い求める需要があって小売店で販売、さらにはその販売用の作り手がいらして、産業が形成されているわけですね。

 

さて、自分で育てた花を切花にして部屋に飾る、それも自分のために、というのは楽しいものです。ちょっと写真を撮ったり、絵を描いてみたくなるんじゃないでしょうか。庭にあるときと花瓶に飾った時では全く違う姿を見せてくれるのだから、植物というのは本当に興味深く、人を引き寄せるものです。

 

世帯あたりの花き消費額が伸び悩んでいるのところなので、もう一味足すことで新規顧客獲得にもなるでしょう。植えて育てて飾っていただく、お子様から一般の方まで、植物が庭にあるのかテーブルにあるのかで生活は豊かになるでしょうか。見本となるガーデンが大規模量販店にあったりすると参考になるりそうです。

 

それではみなさまごきげんよう。

pagetop