花研コーヒーブレイク
北米の切花生産者のおススメとは
2024.06.12
こんにちは。オオベニウチワ。花研です。
オオベニウチワはアンスリウムのことですが、意味はありません。コンニチハと[o–iチワ]と韻を踏むので言葉遊びで引用しただけです。本文とも全く関係ございませぬ。
さて、北米にある切花生産者団体ASCFGご存じですか?
知らない方は早口で三べん唱えると、エーエスシーエフジー、エーエスシーエフジー、エーエスジーエフジー・・・いや、覚えられんね。私もわざわざコピーせずに三回も入力しちゃいましたよ。それでも覚えられません。
Association of Specialty Cut Flower Growersのイニシャルレターを取ったものですが、長ぐね??いつか覚えられるといいですね。
ASCFGについては、以前から小欄で取り上げていますね。前回は2021年5月の記事でした。
その団体が最近、2024 Cut Flowers of the Year Winners(カットフラワー・オブ・ザ・イヤー2024)を発表しました。
球根、生花、葉物、枝物の4つのカテゴリーで切花の品種を選び発表。選考方法は品種は栽培のしやすさ、生産性、市場性に基づいてノミネートされたあと、ASCFG の約 3,000 人の会員さんによる投票とのこと。生産性の高さや販売経験(よく売れたとか人気だった、取扱いしやすいとかでしょうね)を元に投票されるようです。
つまり、賞は品種に与えられるということですね。
では、北米の露地生産者さんたちは何を選んだのでしょうか。
記事にあるように、一つにはキンギョソウ。幅広い環境耐性があるようです。
枝物はガマズミ、実物はトゲのないラズベリー。「畑にこの植物がないなんて考えられません。ミックスブーケの緑の植物として人気があります。繁殖力があり、育てやすく、手間がかからず、とても信頼できます。
球根植物からはラッパスイセンと、りがよく、香りがよく、茎が十分に長く、デザイン作業のアクセントとしてかわいい花です。この品種は目立つこと間違いなしです」
多様ですが、総合的には日本のトレンドと似たところを感じました。どちらが早いのかはわかりませんが。そのうち日本のシモツケなんかも北米で流行るかもと思いました。
ちなみにNHK-BSの「キャッチ!世界のトップニュース」という番組で取り上げられたこちらのトピックス( ①ニューヨーク市内のホテル代が高騰 ②屋上に咲くワイルドフラワー)。
NYのど真ん中で作った花で、しかも「お花屋さんで変えないほど自然な雰囲気を持った花がいいですね」くらいの評価になっているのが、興味深いところです。
もう少し「自然LOVE」トレンドは続くかもしれません。
それではみなさま、ごきげんよう。