花研コーヒーブレイク
オキザリス こんな感じ
2024.06.07
こんにちは。みんなの花研ひろばです。
某日の昼、大田市場に生えるオキザリスを掘り返してみました。
誰が植えたわけでもないオキザリスです。
自然と増えるオキザリス、抜いても抜いても復活するただならぬしぶとさがあります。
引っこ抜いてみると写真のとおり、地面の下では大きく成長した球根、こぶりな球根、球根の下に白い大根のような「牽引根(ケンインコン)」ができた状態、まだ根っこしかない状態とまあ、様々な地下茎のステージがありました。
「牽引根」とは、球根の下部に半透明状の柔らかい大根のような根を形成し、これが牽引根と呼ばれるものだそうです。
この根は一時的なもので、後日しわしわと“なくなる”そうです。そのときどういうことが起こるかというと、地下で「なんちゃって大根」分のスペースを確保したところで凋むのでそこにスペースができ、その分なんちゃって大根の上にある球根がさらにぐっと深く潜るそうです。球根をさらに深い所に牽引するための一時的な根だから牽引根というそうです。
なーるほど、スゴイ生態があったもんだ。
(なお、牽引根はグラジオラスにもあるそうです)
ちなみにオキザリスとはこの植物の学名Oxalis(オキザリス)から来ています。英名をシャムロックといい英国の中でもアイルランドを象徴する植物です。和名はカタバミ。葉っぱシュウ酸を含み酸っぱい・・・。
よくよく見たり調べると、個性がたくさんある植物オキザリスを紹介しました。