花研コーヒーブレイク
シャクヤク通り
2024.05.24
こんにちは。みんなの花研ひろばです。
大田市場前を流れる運河でも、
そろそろクラゲが発生するシーズンの到来です。
↓真ん中の白いのがクラゲ。
さて、日常的に何かしら花や植物との接点がある人なら、どなたでもこの時期にシャクヤクを愛でずに、この時期を無反応でやり過ごすことはほぼ不可能なんじゃないかと思うほど(いや「思うほど」です。実際に皆さんがどうかはわかりません)、シャクヤクが素晴らしい季節です。
↑仲卸さん店頭。本日24日はハイブリッドスターチスでした。写真は17日に撮影したもの。
不思議なもので、シャクヤクは“なきゃない”で、やむを得ずと諦めることができます(自分ケース)。シャクヤクが眼前に出現する前から待ち遠しいと思うほどでもありません。・・・というくらい、好き花筆頭でもないのに、“不本意にも”シャクヤクには感情的に揺さぶられます。こんなはずじゃなかったというくらいに、気持ちを持っていかれます。種々のシャクヤクを目の前に、仲卸さん店頭を素通りすることはできないと多くの方が思っていらっしゃるのではないかと思います。
それだけいま日本で流通しているシャクヤクが素晴らしいということにほかなりません。ほかにこのような花に出合ったことはなく、とても不思議な感覚でシャクヤクを見ています。生産者さんがよく品種を吟味した上で、素晴らしいシャクヤクを作ってくださっているということでしょう。
さて、シャクヤクシーズンだな~と思って仲卸通りを歩いていたら、これは何の花かとつい歩み寄ってしまったのがこちら。
花の直径4cm程度。しかしよく見るとシベや葉にその花の特徴が出てきます。
これまたシャクヤクでした。シャクヤクのデイジーコルネットという品種です。
野の花感満載の雰囲気で、かわいらしいですね。
既にあちこちのウェブページで紹介されていて、決して新しい品種でもないようですが、やはり仲卸通りを歩く人を引き付けるのは、その輪の大小に関わらずシャクヤクなのだなと実感した次第です。
それではみなさま、良い週末をお過ごしくださいませ。ごきげんよう。