OPERATIONAL PERFORMANCE花研コーヒーブレイク

土井善晴氏にまねぶ「花を家に飾ること」

2024.04.25

こんにちは。花研の一構成員です。

切花の自宅用需要について、家庭料理的観点から考察してみたいと思います。

 

個人的体験ですが、切花は生花店や量販店で買ってきたり、小庭(こにわ;小さいすきまのような庭)からの収穫物を家の中に飾るようにしています。

花瓶に生けるときにはそれほどバランスを考慮せずに無造作に飾ります。そのバランスがどうも気になるときはあとから調整したり、んまあいいや、次回はこうしようという程度の気楽なものです。

そんな中でも飾る花材については、ざっくりと大小ぐらいのバランスはとります。小さい切花や葉っぱやエダモノなら、単品ないし多くても二品を混ぜるようにしています。このようなシンプルな飾り方は、ここで例を挙げるまでもありませんが、料理研究家の土井善晴先生の家庭料理に関する見解と一緒だと勝手に思っています。

すみません、土井先生。自称土井先生の弟子(弟子と書いて「ファン」と読む)で、土井先生は私のことをご存知なわけではありません。

 

土井先生によれば、料理のおいしさを重視するようになったのは最近のことで、かつては料理にソースだの醤油だのおのおのが味付けをして食べていたのだそうです。先生の著書「味つけはせんでええんです」とかにも書いてあったかな。

既においしく料理された食べ物は料理屋さんでいただけばよくて、日頃私たちが食卓でいただくものは食材のもともと味で十分だと提案されています。

 

生花店のMIXブーケはメインの花・添え花・葉もの・季節の枝ものを合わせていますが、これは料理屋さんの料理と同じで、なかなかハイレベルな逸品です。これを毎週毎週では大の花好き以外には(自分でデザインするには)なかなか難しい。となると、土井先生的なちょっと目に入るところに何か思いついた花を飾るということが継続されていれば、その人の生活にとってはハードル低く花を楽しめていいのかなと思います。もしかするとサブスクの花というのも、花、添え、エダモノというようなレシピではなくても、ガーベラだけ、斑入りのはっぱだけということでもいいのかな・・・。

花を飾る、という視点からすると、そんな大味でもいいのかと思ったりしました。

 

それではみなさま、ごきげんよう。

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