花研コーヒーブレイク
ランドセル売れ筋カラーは花トレンドに影響するのか
2024.04.17
花研の一構成員です。
つい先日、まだ4月の桜も散りきらないころ、食材を購入しようと思い立ちイオンに行きましたら、ランドセル売り場がありました。
「あれ、アタシャ何かのデジャブを見ているのだろうか。今、何月だっけ??ここだけは1月なのか2月なのか、つい先日新学期が始まったばかりだけど!?」
などと一人混乱していたら、なんてことはありません、来年度のランドセル販売がすでに始まっていたのでした。
需要がわかっているなら先に仕掛けた者勝ちということでしょうか。ランドセルのマーケティングがこのまま進むと2年先の受注生産なども出てきそうな勢いを感じました。ランドセル業界について調べたところ、ニッセイ基礎研究所が2024年2月に発表したレポートがありました。こちらです。
レポートによるとランドセルマーケットは10年前の三割増しの563億円だそうです。少子化のペースが進むため、マーケットサイズは頭打ちのようなこととが書かれていました。
ところで、ランドセルには売れ筋の色があります。同レポートでは(一社)日本鞄協会ランドセル工業会の調査資料を引用し、女児用としては2022年以降は紫・薄紫系が一番の売れ筋であることを報告しております。写真のように私がみかけた売り場においてもディスプレイは紫系を中心として、となりにはくすんだピンク、その隣はベージュという展示でした。これはトレンドを知る上でもとても参考になる情報です。
色の好みがランドセルのカラートレンドに反映されるのであれば、お子様が選ぶ母の日の花もランドセルの提案にあるような色系統の商品が多くてしかるべきではないかと思ったりしました。ひょっとしてアジサイの人気はこの紫系人気と同一線上のトレンドなのでしょうか。カーネーションの提案カラーも意識していいのかモアしれません。
今年の母の日の売り場をよく確認したいと思いました。
それではみなさま、ごきげんよう。