花研コーヒーブレイク
細部に見る関西文化
2013.11.29
池坊六角堂から歩いて行ける距離に、錦市場があります。
以前、花の振興でお世話になりました、ある行政のA様に池坊旧七夕会でお会いしまして(といっても、きちんとご挨拶させていただくのは初めてに近かったのですが)、聞いてみますと、今は京都に転勤になったのだとか。
A様曰く、「お土産を買うなら、錦通りの“麩嘉”(ふうか)の麩まんじゅうがいいよ」。
勧められるがままに、錦通りのアーケードに吸い込まれ、麩嘉というお店を探し求めてスゴイ人の波にのまれながら見つけました。こちらが麩嘉の麩まんじゅう。
麩まんじゅうとは、普通小麦粉で作る皮の部分が、生麩の皮でできているという、なんとも京都らしい名物なのです。中にはこしあんが入っています。元々は京都の南禅寺で作られていた精進料理なんだそうです。
表面に見える模様は青のりによるもの。この時期はちょうど栗入りもあり、皮の部分には小さな栗色の粒々が入っています。
麩まんじゅうという代物をいただくこと自体、25年の人生の中で(あ、数字が違うかな?)初めてだったのですが、もっちりとした弾力のある皮に熊笹の香りが付いていて、とても上品な味でしたよ。
で、その麩まんじゅうを紹介したいのではなく、お会計の際に見つけました!
コレコレ!
京都の神棚です。
お店の方に許可をいただき、写真を取らせていただきました。
サカキについて詳しくは「花研手帳2013」の41-43ページをご覧いただきたいのですが、ぱっと見上げた神棚で、本榊が使われていたところはさすが関西圏と思いましたね。関西圏の方からしたら、「そんなん当たり前やろ」と言われそうですが、関東以北ではヒサカキが使われているケースが多いのです。ヒサカキもサカキのうちですし、ヒサカキを常用するには訳があるのです。やはりここはしつこいようですが、花研手帳をご参照くださいませ。
小さなところに関西文化を見つけた瞬間でした。
ところで、こんな看板、素敵ですね。京都で見つけた自転車屋さんの看板です。