花研コーヒーブレイク
全部買ってみました 日持ち保証販売の花
2013.11.20
業界を賑わわす日持ち保証販売。11月18日付けの日本農業新聞にも、量販店さんが続々と日持ち保証販売を始めていらっしゃる記事が大きく取り上げられました。
そこで、量販店さんの日持ち保証販売はどんなものか、それぞれの量販店さんの日持ち保証販売の花を購入してきました。
イオンさんとカインズさん、ヤオコーさん、そして農林水産省の日持ち保証事業実証小売店さんの4店舗、アーンド日持ち保証販売をしていない某量販店さん、計5店の花を観察してみました。
ま、細かく観察すると色々ありますが、日持ち保証をしている花にひとつだけ共通点を見つけました。(もっとあるかもしれませんが、現時点でまずひとつ)
それは、全て切花栄養剤を添付して販売しているということです。
これはとても重要なことです。
“花瓶に10円玉を入れるといい”という都市伝説を払拭し、“ご家庭でよく切れるナイフを使いましょう”という花文化の敷居の高さを取り払い、誰でも気軽に花を十分に楽しめるようにするための普及活動といえるでしょう。
切花栄養剤の利用を当たり前のことにするということは、花き産業に発展に大きく寄与することと思っています。
私ども花研も、生活者の皆さまから花をきちんと咲かせる方法をお問い合わせいただいた時は、何より切花栄養剤を使うことが最も重要とお伝えしています。
う~ん、それからここでは仮に「切花栄養剤」と呼ばせていたきましたが、このことを一般的に何と呼ぶのか、名前が決まるといいなと思います。
実はこの業界では、ほかにも「鮮度保持剤」や「延命剤」、はたまた「フラワーフード」などと呼ばれ、名前が統一されていません。わかりやすくて、短くて、誰にでもすぐ覚えられるような、一般名がほしいところです。