OPERATIONAL PERFORMANCE花研コーヒーブレイク

中国で見た濃霧と音無しバイク

2013.10.24

10月22日の日経新聞に(ほか各紙にも)中国の環境問題の記事が掲載されていた。東北部で高濃度の大気汚染物質を含む濃霧が発生し、PM2.5は最悪のレベルを観測したと。

実は先週、出張で中国に行っていたのだが、経由地の北京に降り立った時、空港は一面霞みがかっていた。

ランディング直前、キャビンから見下ろす北京の景色は、地上から近いにもかかわらずなかなかクリアに見えてこない。外に降り立てば、足元から白く霧巻いている。

 

 

 

環境汚染は深刻だが、中国も決してこのような環境問題を垂れ流しにしていることではないことを今回の出張で知った。あ、いや、というのも日頃から勉強不足のアタクシは、中国では成長することが優先で環境問題は後回しにされているものばかり思っていたので。ま、CO2排出量に比べたら、取り組みが追い付いていないのが現状だとは思うが。

中国で過ごしたのは実質1日だったため、そのほんの一部を垣間見るに過ぎなかったが、例えばバイク・・・歩行者の近くを通るから徐行するためにエンジンを切っているのかと思ったほどエンジン音がしないのである。

ところが実は、中国のバイクは殆どが電動なんだそうで。もちろん環境を考慮した取り組みの一つ。音がしない分、バイクが近付いたことに歩行者が気付かない危険性はあるが、それはまた別問題ということで。

スーパーに行けば、レジ袋は私たちが付かているようなプラスチックバッグではなく、不織布でできたもの。これがプラスチックバッグより環境保全に役立つものなのかどうか確認することはできなかったが、地元では環境保全の一環としてそれを使用しているとのことだった。

 

 

きっとほかにも国家ベルで取り組んでいることがたくさんあるだろう。

新聞やネットから得る情報から、脳内で構築された勝手なイメージ(読み込み力がないだけですが)に都合良く追加され、思い込んだ方向にどんどん膨張していく。

ところが現地に行って、その情報の山が少し切り崩された。行ってみないとわからないことってあるものですね。

「中国の人」のイメージも変わった。特に昆明の人は、アタクシが勝手に持っていたイメージとは違ったように思う。もちろん良い意味で。

 

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