花研コーヒーブレイク
ブロッコリーの匂いと保存
2024.02.26
こんにちは。みんなの花研ひろばです。
「ブロッコリーが指定野菜として登録される」というニュースを日本農業新聞で見てから一か月ぐらいでしょうか。ぐんぐんとメディアでの紹介件数が伸びています。今や普通のメディアでもブロッコリーがトレンド情報として発信されるようになっています。
さて、そのブロッコリーですが、私が気になるポイントは保存方法と品質です。ネットで調べると酸素が少ない条件下に置かれると硫黄臭がするようです。
うーん、なにか匂いがするなというときがごく稀にあるのですが、あれのことでしょうかねえ・・・。
となると気になるのが、世の中に一般的に広まっているブロッコリーの保管方法、あれは本当に正しいのかと疑問が湧いてきました。
ブロッコリーは流通時に、時期によっては発砲スチロールに氷詰めで運ばれているぐらい、繊細な温度管理を要する野菜です。ビニールに入れて冷蔵庫にしまうとか、縦にしておきましょうとか、それでおいしく保管していただけるものかと。
周りの人に聞いてみると、ビニール袋に入れて野菜室に入れる人もいれば、濡れた新聞紙に巻いて保存する人、花の水揚げをすするように下茎を切って、ビニールを上から被せて立てて保存する人など、いろいろでした。
手元にある資料は少し古いのですが、調べてみると0度近い方がいいようです。呼吸が盛んな植物なので、少しでも室温が上ると呼吸量がアップして劣化しやすいのだとか。となると、野菜室よりも通常の冷蔵室の方が鮮度を保つにはいいのでしょうか。匂いの発生と呼吸量アップによる消耗は別のメカニズムのようですが、指定野菜として登録されるこの機会に、一般家庭で上手に保存できておいしくいただく方法について、統一見解を知りたいものです。
それではみなさま、ごきげんよう。