OPERATIONAL PERFORMANCE花研コーヒーブレイク

雨と雪と雷と

2024.02.06

こんにちは。みんなの花研ひろばです。

 

昨日の降雪にはそれぞれに大変な思いをされたことと思います。

夜間になると、雷も激しく鳴り始めました。降雪と雷が同時に発生するのを雷雪(らいせつ;thundersnow)というそうで、北極圏などでは珍しくないようですが、それ以外の地域においては、かなり珍しい現象だそうです。確かに言われてみれば、雷鳴して雹(ヒョウ)や霰(アラレ)が降ってくることは、いつの日か夏に経験したような記憶もうっすらありますが、降り積もる雪の中の雷は今回が初めてかもしれません。

 

インターネットでちょっくら見てみた程度ですが、北極圏など頻繁に発生する地域においては、特に晩冬から早春にかけて発生することが多いようです。

そこで、スウェーデンの北極圏にほど近い北緯の高い街Bodenというところにいる花研特派員に聞いてみましたら、現地ではこの現象をsnow cannon(雪の大砲か雪中大砲でも言いましょうか)といって、頻発するそうです。特に海の近くで起こるそうで、海水の温度がプラスで、陸地の気温がマイナスになるとsnow cannonが発生するそうです。「雪中大砲」とは昨日経験した現象を思えば、言い得て妙ですね。

 

昨日の雷は、地表付近の温度が比較的高い(昼の暖かさが残っていたということでしょうか)ところに、上空に寒気が到来して、大気が冷えて不安定になっていたということでしょうか。冬が終わるころ、太陽が地表近くの大気を温め、暖かく湿った空気が上昇することで、上空の気流が乱れて雷雪が発生するとあります(ネット検索後の自己解釈ですが)ので、やはり春に一歩近づき空気が温まった、あるいはそもそも暖冬だったことなどが今回の雷雪の原因の一つだったのかもしれません。気象予報士ではないので、どこまでも想像にすぎませんのでご了承ください。

 

暖冬の年は雨が多い、大雪に見舞われやすいと、昨年12月に生産者さんに教えていただいたばかりでしたが、早くも身をもって理解することになりました。

 

帰り道、寒空の下、氷交じりの雪に打たれながら能登半島地震で被災されたみなさまのことを思いました。改めてお見舞い申し上げます。

被災された皆様にとって、これほど寒く、長く感じられた1か月はなかったかもしれません。1日も早く平穏な日常を取り戻されますようお祈りしています。

 

それではみなさま、ごきげんよう。

pagetop