花研コーヒーブレイク
球根付きミニチューリップの飾り方
2024.01.23
こんにちは。みんなの花研ひろばです。
最近人気な球根付きミニチューリップ。
こちらはテタテという品種。手元のものを測ると球根から花の先端まではおよそ6.5 cm、全長三頭身くらいのコンパクトでかわいらしいのが特徴です。
テタテの大田花きでの流通量を見てみると、10年前に比べなんと約24倍も増えていることがわかりました。ブラックベースやポリクロームといった他の球根付きミニチューリップの流通量も、出荷が始まった時から約2~26倍も伸びています。
10年前ごろといえば、大輪や八重咲系からちょうど小輪や草花系の花へブームが移り変わっていった時期。球根付きミニチューリップは原種に近い雰囲気であることがナチュラルブームにぴたりとはまり、人気とともに流通量も高まったと思われます。
さて、こんなに小さいと飾ればいいのか迷ってしまう方もいるかもしれません。
そんなときは小さめのチューブや紙コップくらいの入れ物に入れてみるのはいかがでしょうか。
水は入れすぎると球根が腐りやすくなってしまうので、根が浸かくくらいの量でOKです。
どんな飾り方がいいか思い悩みながら仲卸通り歩いていると、仲卸のお兄さんに
「苔を敷いて飾るのもいいよ!」
と教えていただいただいたので、早速トライしてみました。
手探りではありますが、苔テラリウムを作るときの要領で腐葉土を入れ、霧吹きで水をかけ土を湿らせます。その上にチューリップを並べ、苔を敷いていきます。
いかがでしょう。ハイゴケだけでもいいかもしれませんが、
透明プラスチックカップや紙コップ(中が見えるよう一部切り取り)、ガラスの器などいろいろな容器に入れてみました。実際にコケが生えているところに自生しているわけではありませんが、なんとなく自生の風景を再現しているようなワイルドさが出ますね。
お皿とかコーヒーカップのソーサーのようなものを上手に使ってもいいと思います。
机の上に飾って眺めているとなんだか癒し効果もありそうです。
球根付きの花が流通するのも今だけです。いろいろな飾り方で楽しんでみようと思います。何か良いアイデアがありましたら、お便りください。
それではみなさま、ごきげんよう。