花研コーヒーブレイク
本年もよろしくお願い申し上げます
2024.01.05
令和6年能登半島地震により亡くなられた方々に謹んでお悔やみを申し上げますとともに、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。被災地域の早い復興・復旧を願いますとともに、被災地域の皆様におかれましては1日も早く穏やかな日常を取り戻されることをお祈り申し上げます。
さて、営業はじめの本日、ボンソワール桐生がコロナ明け数年ぶりにご実家に帰省されたとかで、お土産を買ってきてくれました。
個別包装されたおいしそうなでん六の豆が大袋にたくさん入ったものを「はい、どうぞ」と。ありがとうございます。
「(結構な量ですが)全部、あたくしがいただいていいのですか」
とわざと冗談めかして聞いてみました。もちろん“みんなで分けてね”ということはわかっているのですが、あえて振ってみたわけです。他愛もないコミュニケーションのつもりです。
すると、
「独り占めするといいことありませんよ」
と、有難い戒めの言葉をいただきました。
「ですね。そういえば、以前アタクシが3個で1セットをお土産をお渡ししたら、3人で分けてもらうはずが、全部自分がもらったと思って持って帰ってしまった人いましたよね!?おうちの人に“これほんとに全部もらったの!?”って聞かれたとおっしゃっていましたが」
つまり、自分で全部もらったと思って自宅に持って帰ってしまった人がボンソワールなのです。
※すべてノンフィクションですが、JUST笑い話です。
「ありましたね。でもね、そういうのは水に流すものなんですよ」
「もちろん流しました。流し済みです。
それにしても『水に流す』などという水に関する慣用句がるのは水資源が潤沢にある日本ならではですね。(続きますが、以下割愛)」
『湯水のように使う』という比喩表現も然りですが、水が少なくて極めて貴重な地域や国ではなかなかこのような慣用句は生まれないでしょう。日本には慣用句のみならず、言われてみれば(中国からの伝来ですが)3月3日の流し雛や七夕も精霊流しもあらゆる伝統行事は水に流すことに関係があります。
実は初市の本日、大田市場花き部からは出航した宝船も元々は正月の悪夢を乗せて流す「夢祓え」が原形だったという説があるようです。年末の年越しの祓と同様に、穢れを流し、福を呼ぶということのようです。水に流す、川に流すことで穢れを祓い、幸せを願うものなのですね。
さて、日本のみなさまにお届けするたくさんの幸せを載せて大田市場から宝船が出航した本日、当社では2024年の営業初日を迎えました。当社では2024年、農産物、とりわけ花き流通について全国唯一の専門コンサルとして専門性を高め、その道を極めてまいりたいと思います。花き業界の一構成員として明るい社会の創造に寄与すべく、あらゆる課題に積極的にアプローチしてまいる所存です。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
株式会社 大田花き花の生活研究所 一同