OPERATIONAL PERFORMANCE花研コーヒーブレイク

倫理観の高まり

2023.12.28

こんにちは。みんなの花研ひろばです。

 

ある人気芸人さんの話、以前はある漫才番組の審査員をしていましたが、最近はその審査員席で見なくなりました。辛口コメントをキャラにしているのはいいが、どうやら酷評が過ぎて笑いを通り過ぎ、ちょっと空気が冷たくなってしまうからなのだそうです。

 

その辛口キャラを引き立てるために、あえて言っているのでは?と思いが巡りますが、恐らくそうでしょう。漫才師の面白さを評価する審査員をする方も、タレントとしての売りがありますから。

ただ、昨今の社会倫理感の高まりで、行き過ぎる辛口コメントを良しとしない風潮が大きくなってきたことが影響しているのではないでしょうか。

 

昭和期のインタビュー映像が流れたり、昔懐かしテレビ番組の一部が放送されたりすると、とりわけ一般の人たちのコメントや回答にちょっとした違和感や不快感を覚えることがあります。マイノリティを無視した発言やコメントをするときの口調や態度などかなり気になります。今のこととして放送されたら、社会的にはNGでしょう。それだけ社会の倫理観が高まり、いつの間にか一人ひとりが言葉を上手に選ぶようになったということかもしれません。

 

芸人さんたちを審査する立場にある人は、いかに審査をされる人に愛情を持ちながら、ご自身の辛口キャラを保ちながらも、観ている人にも面白いと思わせながら評していくところが、プロとしての腕の見せどころなのかもしれません。とても難しいことだと思いますが、それをこなして人気のある芸人さんたちを見ていると、やはりそれだけ勉強もされて頭の良い人たちなんだなと感じます。

 

翻って日々の社会生活を考えれば、若い人たちの方が発言内容にはよく気を付けている印象です。ややもすると昭和期を知っている世代のほうが現在の社会倫理のレベルに悖る言動をとりがちのように思います。常に内省し、倫理観の高まりに遅れを取らないように注意してまいりたいと思います。

 

 

★ご参考★東洋経済online・・・このようなこと↓も社会の倫理観の高まりに連動した動きではないかと。

東洋経済のオンライン記事「海外の先進企業はなぜ哲学者を雇い始めたのか?」

 

それではみなさま、ごきげんよう。

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